CBDが線維筋痛症(せんいきんつうしょう)を緩和する?

CBDが線維筋痛症(せんいきんつうしょう)を緩和する?

維筋痛症は、検査をしても異常がないにも関わらず、全身の痛みやこわばり、うつ、不眠などといった症状が現れる病気です。
日本でも約200万人ほどの患者がいるといわれていますが、その原因はまだ解明されていません。
そんな線維筋痛症に、近年注目を集める「CBD」が効果をもたらすという研究結果が報告されつつあります。

線維筋痛症(せんいきんつうしょう)とは?

線維筋痛症は、一般的な検査をしても異常はないにも関わらず全身に痛みが起こる病気で、痛みの程度はさまざまですが、耐え難い痛みであることが多いといわれています。
また、痛みのほかにも疲労感やうつ症状、こわばりなどを感じる場合もあります。

線維筋痛症の原因はまだわかりきっておらず、脳の機能障害であると考えられていますが、病状が進行・慢性化しやすく、酷くなると日常生活にも支障をきたしてしまいます。

CBD(カンナビジオール)とは

CBDとは

CBDは、ヘンプに含まれる「カンナビノイド」とよばれる有効成分のひとつ。
数々の疾患や健康、美容に効果をもたらすとして世界中で注目を集めている成分です。

CBDには「ハイになる」ような精神作用や依存性もなく、日本でも合法的に使用することができます。

CBDの効果が期待されている疾患

CBDの効果は数々の疾患に効果をもたらすことが期待されており、

・自閉症
・喘息
・アルツハイマー病
・ガン
・うつ病
・てんかん
・リウマチ
・依存症
・骨粗しょう症
・不眠症

などに対する研究が進められています。

また、日常生活でもストレスが溜まりやすい、朝起きるのが辛い、不安を感じやすい、などといった小さな不調にもCBDの効果が期待できそうです。

CBDの効果

CBDの主な効果としては、

・抗炎症作用
・抗酸化作用
・抗菌作用
・鎮痛作用
・リラックス作用
・睡眠の質の向上

などがあげられます。

また、CBDは「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」と呼ばれる人間の身体に本来備わっている身体調節機能に働きかけることで様々な効果をもたらします。

出典:日本カンナビノイド学会

「ECS」は、「カンナビノイド受容体(CB1,CB2)」「内因性カンナビノイド(2-AG、アナンダミドなど)」、その他の代謝酵素などで構成される複雑なネットワークで、免疫、感情、痛み、記憶、認知機能など、心身のあらゆる機能を司る重要な機能です。

現代人は、生活習慣やストレス、老化などにより、この「ECS」が弱まる「カンナビノイド欠乏症」に陥る人が多いといわれています。

CBDは、体内で不足しているカンナビノイドとして働くことでECSが正常な働きを整え、心身の健康を保つ手助けをしてくれるのです。

CBDが線維筋痛症に効果をもたらす?

CBDが線維筋痛症の様々な症状を緩和

カンナビノイド研究の世界的権威であるイーサン・ルッソ博士によると、線維筋痛症を含むいくつかの疾患は、この「ECS」の不調が原因で起こるという仮説を発表しており、海外ではCBDの線維筋痛症にまつわる研究も進められています。

近年ミシガン大学で行われた研究では、2701人の遷移近都翔患者にCBDを与え、症状の経過を観察しました。

この研究でCBDを使用した被験者は

◆痛み 30.5% 

◆不眠症・睡眠障害 40.1%

◆不安神経症 40.1%

◆倦怠感 20.0%

◆うつ 32.3%

◆記憶・思考の明瞭さ 21.9%

◆その他の症状 43.2%

が、線維筋痛症による痛みやその他の症状に関して「良くなった」もしくは「非常に良くなった」と回答しており、一部で症状の緩和がみられたことが報告されています。

医療大麻による症状の改善も

2015~2017年にイスラエルで行われた研究では、線維筋痛症患者に医療大麻プログラムを適応し経過が観察されました。

研究では、医療大麻を低用量から投与し、効果が現れるまで用量を増加させていきました。

結果、参加していた367人の患者のうち239人が治療を完了し、81.1%が大きな副作用なく少なくとも中程度の症状の改善が報告されました。

さらに被験者に痛みのレベルを1~10の段階で示させたところ、治療開始時の平均が「9」だったところから、終了時には「5」まで大幅に痛みの改善もされたようです。

また、被験者の50%にうつ症状が見られていましたが、そのうちの80%が改善したという結果も現れました。

日本では「THC(テトラヒドロカンナビノール)」が法律で禁止されており、医療大麻を使用することはできませんが、今後研究が進めばCBDによっても症状の緩和が期待できるかもしれませんね。

CBDのよくある質問

Q.CBDは安全ですか?副作用は?

CBDには、副作用や依存性がなく、安全に摂取可能であることがWHO(世界保健機関)で認められており、日本の使用も合法とされています。
ただし、過剰に摂取するとCBDの効果により眠気を引き起こしたり、腹痛を起こしたりする場合があります。まずは少量から摂取するようにしましょう。

Q. CBDはどのくらい摂れば良いですか?

CBDの必要摂取量は個人差が大きく、さらに摂取量によって得られる効果も異なります。
まずは1回10mg程度から少しずつ量を増やし、自分に合ったCBDの量を見つけるとよいでしょう。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

Q. CBDはどんな人におすすめですか?

CBDは「ECS」と呼ばれる身体調節機能に働きかけることで、心身のバランスを整え、数多くの疾患の改善にも効果があるとされています。
特に現代人は日々のストレスや生活習慣からこの「ECS」の働きが乱れている人が多いといわれているので、CBDを取り入れることで何か体調の変化を感じられるかもしれません。
日常生活では「イライラしにくくなった」「リラックスできる」「ぐっすり眠れるようになった」「朝が楽になった」などといった声も。
仕事に集中したい朝やリラックスタイム、おやすみ前などに取り入れてみてくださいね。


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