CBD

CBDは禁煙にも効果あり?【海外の研究】

CBDは禁煙にも効果あり?【海外の研究】

身体に悪いとわかっていても、なかなか止めることができない「煙草」。
自力での禁煙の難しさから、「禁煙外来」へ通い薬を使用して治療する方も多くいます。

海外の研究では、CBD(カンナビジオール)が禁煙にも効果をもたらすかもしれないという研究結果も報告されており、CBDが自然な禁煙の手助けをしてくれるかもしれません。

煙草が身体にもたらす影響

一度吸い始めるとなかなか辞められない依存性がある煙草。
煙草を吸う人の死亡率は吸わない人よりも高く、喫煙は、

・肺がん
・脳卒中
・慢性閉塞性肺疾患
・生活習慣病
・歯周病

など、様々な疾患を招くと言われています。

また、煙草から出る「副流煙」は、本人が吸う「主流煙」よりも
数倍以上多くの有害物質が含まれ、受動喫煙によって周囲の人々の
健康にも被害を与えています。

最近では日本でも喫煙に対するルールが厳しくなっており、
2020年4月1日から日本では受動喫煙による健康への悪影響を防ぐための法律、
「改正健康増進法」が施工され、屋内の禁煙の分煙化が原則義務化
されるようにもなりました。

煙草の依存性

ニコチンの依存性

煙草の強い依存性の原因となっているのが「ニコチン」です。

ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合し、快感を生む物質、
ドパミンが大量に分泌されることで、快感を得ることができます。

ニコチンは他にも幸福ホルモンと呼ばれる「セロトニン」や、
認知に関わる「アセチルコリン」などの神経物質の分泌にも影響を与え、
喫煙によりニコチンを頻繁に摂るようになると、
自分で分泌できるこうした神経物質の量が低下してしまいます。

これによりニコチンの離脱症状が起こり、
喫煙をやめられなくなってしまいます。

自力で禁煙するのは難しい

煙草の中毒性は非常に高く、頭ではやめたいと思っていても、
自力での禁煙の成功率は約20%と低く、とても難しいといわれています。

また、禁煙をはじめると

・イライラする、落ち着かない
・集中力の低下
・だるさ、頭痛
・食欲の増加

などの禁断症状があらわれることもあり、その症状から
離脱してしまう人もいます。

海外の研究ではCBDが禁煙に効果を発揮

海外ではCBDの疾患に対する様々な研究が進められており、
CBDが禁煙に役立つかもしれないという報告もあがっています。

2013年に行われた研究では、禁煙を希望する喫煙者24人に対する
CBDの効果が調査され、CBDを吸入したことにより約40%と大幅に
喫煙本数を減らしたことが示されています。

CBDが禁煙を補助するのは、リモナバンに関する以前の研究※から、
CBDがCB1受容体に作用と関連していると考えられています。

※リモナバン・・・CB1受容体の拮抗薬であり、抗肥満薬や禁煙補助薬として研究が進められていた。

他の研究ではニコチンの神経化学的効果が脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)
の阻害により低下することが示されており、CBDがFAAHを阻害する効果が
あることにも関連があるのではないかと考えられています。

さらに、2012年にはCBDが記憶を不安定化する記憶プロセスで、
中毒治療に役割を果たすとされる「再固定化(reconsolidation)」を
混乱させる作用があることが示唆されています。
CBDのこうした作用も禁煙に役立つのではないかと考えられています。

CBDの禁煙に対する効果はまだ研究段階ですが、CBDべイプなど、
吸うタイプの商品が喫煙量を減らす手助けをしてくれるかもしれませんね。

また、CBDはイライラや集中力の低下、食欲などにも作用すると
いわれています。
禁煙によるストレスの禁断症状の緩和にも、
CBDが効果をもたらすかもしれません。

参考:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23685330/?from_term=cbd+cigarette&from_pos=2