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食品添加物のリスクを学んで体を守ろう

食品添加物のリスクを学んで体を守ろう

忙しくてお料理がなかなかできない…外食が多くなってしまう…そんな方へぜひ知っていただきたい「添加物」の話です。コンビニやレトルト食品、出来合いの弁当、ファーストフードなど、忙しいときには便利な食事が多くなっていますが、中には化学調味料や人口添加物など、摂りすぎると、カラダに負荷をかけたり不調をもたらしてしまうこともある成分が多いことがあります。すべてをなくすのは無理ですが、できるだけ体に負荷をかけないよう、添加物と上手に付き合っていくための知識を解説します。

食品添加物って何?

「食品添加物」とは、それだけでは食材として食べられない調味料や香料、着色料、保存料などの
食品に添加されているものの総称
です。“添加物”というと、何かケミカルなもので、
カラダに悪いのではないかということを連想する人もいるかもしれませんが、
例えばお豆腐を作るときにつかう「にがり」や、こんにゃくを作るときに使う「消石灰」、
お肉やお魚を長期保存するために使う食塩、梅干しの色を付ける赤しそも、
何千年も前から使われている自然な食品添加物です。

一方で、現代の化学によって生み出された新しい種類の添加物も日々増えています。
どの添加物を食品に添加して販売していいかは、国によって基準が違いますが、
日本では厚生労働省が「指定添加物」という形で認可を出し、
安全とされているもののみ市販の食品に添加され、販売されています

認可されているといっても、中には歴史が浅いため、
長年人体が摂取し続けても健康に影響が「絶対ない」と言い切れないものや、
いくつかの動物実験で健康被害が認められているものもあります。

例えば、ガムに含まれることが多い人工甘味料のアスパルテームは、
1981年にアメリカで使用が認められましたが、頭痛やめまい、不眠、視力味覚障害などの苦情が相次いだそうです。
また、90年代には、複数の研究者によってアスパルテームが脳腫瘍を起こす可能性があると指摘されていたりします。

また、栄養ドリンクなどに含まれる安息香酸Na(ナトリウム)は、
ラットの実験ですべてが死亡したというデータが出ている毒性の強い保存料です。
また、安息香酸NaはビタミンCと反応するとベンゼンというカラダに悪影響が認められている物質になることがわかっています。
2006年には、イギリスや日本でも国内で流通する清涼飲料水(特に栄養ドリンク)からこのベンゼンが基準以上見つかり、
自主回収や成分見直しの要請がされる騒動が起きました。

他にも、まだ人体の影響がわかりきっていなかったり、
発売当初は健康被害がないものの、10年、20年と長きにわたり摂取しているうちに健康への影響がわかってきたものも含めると、
枚挙にいとまがありません。「まだわからない」新しい種類の化学合成添加物は、できるだけ避けておきたいと思いますよね。

添加物を摂りすぎるとどうなるの?

カラダでうまく消化されない

ヒトが口から摂ったものは、カラダの中で消化、吸収、代謝、排泄されていきます。
このおかげで、カラダに有益な栄養素は吸収され、カラダにとって毒素となるものや不要になったものから、
体外に排出され、カラダが常に快適に動くように調整されているのです。
特に、肝臓や腎臓では、カラダに入ってきた成分を分解する働きを担っています。
カラダにとって肝臓が分解装置、腎臓がろ過装置と考えるとわかりやすいです
肝臓では脂質、糖質、たんぱく質の3大栄養素だけでなく、
アルコールや消化器官から送られてくる毒素を分解する働きをしています。
腎臓では、尿をつくって、血中の老廃物や毒素を体外に出す働きをしています。

古くから人間が食べたり飲んだりしている物質は、カラダの中でどのように代謝、排泄されるかが明確で、
カラダに毒素を貯めることなく適切に消化、排泄をしていますが、
最近発明された化学物質は、カラダのなかで消化や分解するすべがなく、
カラダの中をぐるぐるめぐってしまったり、溜まってしまったりして、不調や異常の原因になってしまう可能性があります。

味覚のマヒ、食べすぎの原因へ

例えばカロリーゼロの甘味料などは、実際はエネルギー源になる「糖質」が含まれていないのに、
「甘い」と感じるようにつくられています。実際には栄養がないのに、「おいしい」と思ってしまうことが多くあるということです。ヒトが食事をするということは、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかりととって、
生きるためにカラダや脳を動かしていくということです。
ですが、化学調味料など添加物で「それ風」の味になっている食品ばかり食べていると、
実際にカラダが欲している栄養が得られないまま、お腹は膨らんでいるという状態になりかねません。

こうした食事を続けていると、化学調味料の味に舌もなれてしまい、何がおいしいと“カラダが”感じるか、わからなくなってしまいます。本当に栄養があるものをおいしいと感じなくなってしまったり、化学調味料が入っていないとおいしくないと感じたり、
量を食べても栄養が足りないので満足感が得られず、食べすぎにもつながっていくと言われています。

自律神経の不調のメカニズム

食べたものを消化したり、解毒したりするための内臓器官のコントロールをしているのが、自律神経です

現代になって新しく作られた「これまでカラダが出会ったことがない」成分を、食べたり飲んだりしていると、
自律神経は「解毒」に多くのパワーを使わなくてはならなくなってしまいます。
自律神経は他にもホルモン分泌のコントロールや、免疫力、代謝のコントロールもしているため、
解毒に多くのパワーを割くと、他の部分に支障をきたしてしまうことにつながります。

添加物を減らすには…裏ラベルを見よう

では、できるだけカラダに負担をかけず、
不調の原因となってしまうような添加物を摂らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

添加物は食品そのものではなく、食品に少しずつ添加されている成分。
日ごろから少しずつ気を付けながら、できるだけ減らしていけるよう裏ラベルを見ていくようにしましょう。

調味料に注意

安く、おいしく、長期保存できるように・・・という企業努力ではあるのですが、
実は調味料には化学調味料や人口添加物が使われがち。
裏ラベルを見て、できるだけ原料に添加物が少ないものを選びましょう
お味噌やお醤油も、「大豆・塩・麹」といった具合に、余計なものが入ってないものがベストです。
カロリーが気になるところではありますが、「カロリーゼロ」のような甘味料よりも、
お砂糖や三温糖をお料理に使ったほうがベターです。
甘味料は、カロリー制限や糖尿病予防にとっては効果的ですが、
「甘いのに栄養がない」「砂糖の何百倍もの甘さ」という性質があるため満腹を感じにくく、
逆に食べすぎにつながってしまったり、摂りすぎるとやはりよくありません。

清涼飲料水に注意

清涼飲料水の甘さを出すために使われている「ぶどう糖果糖液糖」や人工甘味料は、
砂糖の何百倍もの甘さがあり、コストを下げて生産できるため、
ほとんどすべての清涼飲料水に含まれているといっても過言ではありません。
清涼飲料水は他の化学調味料ですっきり飲みやすくできていたりするので、水分補給代わりにがぶがぶ飲んでしまうと、
糖分の摂りすぎや、添加物の摂りすぎにつながってしまいます。

基本的には水分補給はお水で行い、甘いものが飲みたくても、できるだけフレッシュジュースや、砂糖やハチミツなど天然の成分、または、甘味料でもステビアなど天然甘味料で甘みが出されているものを選ぶようにしましょう。

素材にも添加物が

最近では、肉や魚、卵などでも、彼らが食べている「餌」に抗生物質や合成添加物がたくさん使われていて、
気づかずうちに私たちも体内に取り入れてしまうこともあります。
その昔、狩猟時代では、牛や羊が草原に生えている草に含まれるビタミンやミネラルを食べ、
その肉を食べることで人間も必要な栄養素を摂っていたといわれています。
現代でも、牛や豚、鶏がどんな環境で育ち、何を食べているかはその肉を食べる私たちにも少なからず影響があります。
安いということももちろん大切ですが、少し高くても、生産者がわかり、できるだけ自然な環境で育ったお肉を食べたいですね。

添加物と上手に付き合う

とはいっても、日常生活から人口添加物や化学調味料を一切抜くのは難しく、いちいち気にしていると息が詰まってしまいます。
それに、たまには時間がなかったり、疲れきっていたりしてお料理やきちんとした食事ができない日もありますよね。
外食先ではお料理にどんな添加物が入っているか、裏ラベルもみることはできませんし、
そもそも、何が化学調味料にあたる成分なのか、よくわからなかったりして、
人口添加物を完全に避けようとおもうと食事そのものがしにくくなって、ストレスになってしまうのもよくありません。

だからこそ、 “できるだけ少なくするように意識する” “できるだけ避けるようにする”が重要です。
食事は1日3食、毎日食べるものなので、できるだけ気を付けていくだけでも、何年かすると大きな違いになってきます。
下記のアイディアを活かしながら、できるだけ気を付けて意識していくようにしていきましょう。

成分表示で知らないカタカナが少ないほうにする

最も簡単な合成添加物の見分け方は、「知らない長いカタカナ」を疑うことです。
食品の裏ラベルを見た時に、聞いたことも見たこともない知らない長いカタカナがたくさん並んでいるようだったら、
できるだけシンプルで、聞いたことのある(昔からある)添加物を使っているほうを選ぶようにしましょう。
この積み重ねが、1年、10年、20年と積み重なっていきます。

素材の原型に近いものを選ぶ

外食やお弁当など、裏ラベルを見ることができず、どんな成分が入っているかわからないケースもあります。
そんなときは、できるだけ「素材原型に近いメニューを選ぶ」がおすすめです。

例えば、牛肉だったらハンバーグよりもステーキ、鶏肉だったらチキンナゲットよりも焼き鳥といった具合です。
原型に近いほうが、調味料やつなぎといわれるものを混ぜる工程が少なくなるので、
結果的に添加物が少なくなる可能性が高いです。

素材の味を愉しめる舌をつくる

化学調味料や人工甘味料をできるだけ避けていくと、自然と素材の味を愉しめる舌になっていきます

特に、旬の野菜や果物、魚、肉はうまみ成分も多く、また保存料が使われてない可能性が高いので、
塩などシンプル味付けでもおいしく食べられるものが多いです。
選べるときは、旬のものを選らび、シンプルな味付けで食べていきましょう。
化学調味料や人口添加物に頼っていると、味つけが濃くなっていったり、
それらが添加されていないと満足感が感じられなくなって、
結果として食べすぎの原因になってしまったり、実は栄養が摂れてないといったことになったりします。

素材本来の味やカラダが求めている栄養を「美味しい」と感じることのできる舌を育てていきましょう

デトックスする

それでも取ってしまう添加物。
胃腸が疲れたり、なんだかだるかったりなどの不調があるときは、デトックスするのがおすすめです
デトックスするときは、野菜や果物に含まれるデトックスを促す成分を使った解毒ジュースを飲みながらするデトックスがおすすめです。

▼デトックスってどうやるの?その効果は?の記事はこちら

食べるときにはできるだけ気を付けること、そして、定期的に毒素をデトックスすることなどを心がけて、
悪いものをできるだけためないカラダづくりを目指しましょう。

現代社会での食生活では、人口添加物を完全に避けることは不可能です。
自分なりにできる範囲で、少しずつ気を付けていきましょう。