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CBD

【海外の研究】CBDが肥満や糖尿病に効果的?

【海外の研究】CBDが肥満や糖尿病に効果的?

食生活の乱れや運動不足など、生活習慣の乱れが原因で引き起こる「肥満」。
肥満は、放置すると糖尿病や高血圧などの原因になり、さらに深刻な病気に進行してしまうこともあります。
生活習慣の改善はもちろん大切ですが、CBDも肥満の解消の助けとなるかもしれません。

CBDとは

CBDとは大麻草に含まれる薬理成分のひとつで、
その摂取により、うつ病、てんかん、統合失調症、がんなど
数多くの疾患に効果があるとして研究が進められています。

主な効果としては

・抗炎症作用
・抗酸化作用
・睡眠の質の向上
・鎮静作用

などがあるとされていますが、CBDがこうした効果を発揮するのには
エンド・カンナビノイド・システム(ECS)に関係があるとされています。

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)

エンド・カンナビノイド・システムとは

日本カンナビノイド学会

エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは、
人間の身体に本来備わっている身体調節機能のことをいい、
「アナンダミド」「2-AG」と言われる内因性カンナビノイドと、
「CB1」「CB2」受容体などで構成されます。

ECSは、食欲、免疫調整機能、運動機能、感情抑制などさまざまな機能をもち、
人間の心身のバランスを整える働きをしています。

過剰なECSは肥満の原因に

身体のバランスを整える働きをするECSですが、
その働きが過剰になると肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームなどを
引き起こす原因となるといわれています。

受容体のひとつであるCB1受容体は、過剰に活性化されると

・食欲増進
・エネルギーの貯蔵
・脂肪分解の減少

など、体内にエネルギーを貯蓄する方向で作用し、
肥満やメタボリックシンドロームなどの疾患の原因になります。

また、ECSの異常はインスリン抵抗性にも影響を与えるといわれています。
インスリン抵抗性は肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが正常に
働かなくなった状態のことで、インスリンが分泌されてもブドウ糖が
身体に取り込まれず、血糖値が下がらないため、
糖尿病の原因となってしまいます。

CBDが肥満や糖尿病に効果があるとされている理由

過剰なECSを調節する

先ほどCB1受容体が過剰に活性化されると肥満や糖尿病、
メタボリックシンドロームの原因になり得ることをお伝えしましたが、
CBDはCB1の過剰な働きをブロックする作用があることが分かっています。

これにより食欲増進やエネルギーの貯蔵などの働きを抑え、肥満を緩和する効果があるといわれています。

白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞へ

脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と、「褐色脂肪細胞」の2種類が存在します。

この2つの脂肪細胞は

白色脂肪細胞・・・細胞内に栄養を脂肪として貯蓄する。皮下脂肪や内臓脂肪など。

褐色脂肪細胞・・・脂肪細胞を分解し、熱を産生する。

のように、それぞれ対象の役割を果たしています。

褐色脂肪細胞の数や機能の低下は、肥満やメタボリックシンドロームの
原因となっているといわれています。

最近の研究では、CBDが白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変換するのを
助ける働きがあったと報告されており、CBDの肥満解消に対する可能性を
示しました。

血糖値を安定させる

糖尿病になると、インスリンが十分に働かず血中のブドウ糖が増えることで、
血糖値が高くなってしまいます。

研究では、CBDが細胞がブドウ糖を吸収する能力を高め、
血糖値を安定させる効果があった
と報告されており、
糖尿病の改善にも効果がある可能性が示されています。

炎症性サイトカインを抑制する

肥満は、脂肪細胞に慢性炎症を引き起こし、
「サイトカイン」と呼ばれる炎症性たんぱく質が増加させます。
これがインスリン抵抗性を生じさせ、糖尿病の原因となると言われています。

CBDはサイトカインの量を減少し、抗炎症性たんぱく質を増加させるという
研究結果もあり、糖尿病に効果があるとされています。

さらなる研究が必要な部分もありますが、CBDが肥満や肥満がもたらす疾患、
糖尿病などに効果があるとする研究結果が少しずつ集まってきています。

肥満は心疾患や動脈硬化、脂肪肝など、健康リスクを高めてしまいます。
食事や生活習慣の改善が基本ですが、補助としてCBDを取り入れることで
肥満の解消に繋がるかもしれません。

参考論文:

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27067870

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4941127/

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S000927971930701X?via%3Dihub

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7064444