CBDの缶飲料は良くない?

CBDの缶飲料は良くない?

CBDウォーターやCBDグミなど、様々な商品が流行しつつあるCBDですが、
一部の専門家はCBD入りの飲料が今最も急速に拡大されつつあるカテゴリーであり、その市場は2018年の200万ドルから2025年までに1100万ドルの売り上げになるほど拡大すると予測しています。
しかし、それらの飲料にはいくつかの問題点も指摘されています。

缶が大麻の有効成分を吸収する可能性

科学者たちは、アルミ缶の内側が大麻の有効成分を吸収することで、
その効力を失う可能性があると指摘しています。

缶メーカーは、飲み物に金属の匂いが移るのを防止したり、缶の腐食減らしたり、貯蔵の安定性を保ったりするために、缶の内側にコーティングを施します。

しかし、圧力がかかるとこのコーティングがCBDのような大麻(ヘンプ)の有効成分の液滴を引き寄せてしまう可能性があるのです。

そのため、せっかくCBDドリンクを飲んでもラベルに表記されている有効成分を摂取できていないことになります。

Vertosaの創設者で最高科学責任者のHarold Han氏は、「私たちの理論では、大麻の成分の液滴が缶の内部に付着し、缶を開ける時にはその効果が失われてしまっている」と述べています。

CBDをアルミ缶入りのドリンク飲料として加工した場合、本当に成分が失われてしまうかは、実際にそうのような商品の成分検査を行って、正しく判断が必要ですね。

商品購入時には、やはり第三者機関の成分検査情報(COA)を確認するのが望ましいです。

海外で注目を集めている大麻飲料

とはいえ海外ではCBD入りのエナジードリンクやショットドリンクなどに注目が集まっており、様々な商品が販売されています。

特にカナダでは、大麻成分入りの飲料はあまり出回っておらずカナダ市場では年間5億2900万ドルもの価値があると推定されています。

なかでも3人に1人がアルコールの代替品としてこれを検討しているといわれているほど多くの人から期待されています。

日本でのCBD飲料の状況

日本でもCBDウォーターのような商品を見かけるようになりましたが、
500mlあたり25㎎のCBDが含有されて価格は1,000円程度。
かなり高価なため簡単には手を出しづらいかもしれません。

基本的にCBDは脂溶性のため、ドリンクに混ぜるには、
ナノ化や乳化させ、水に溶けるように加工をする必要があります。
原料価格が高くなるため、小売価格も高くなってしまうのです。

そこでオススメなのが、CBDオイルをコーヒーや炭酸水に垂らして飲む方法。
カフェインとCBDがもたらす覚醒(※集中力を高める)効果も期待できますし、
フレバ―付きのCBDオイルであれば、一層美味しく楽しめます。

今後、エナジードリンク等も出てくることも期待したいですが、
現時点では、CBDオイルを活用する方がお得と言えそうです。
ぜひ一度試してみては?

参考

Cans suck the THC buzz out of pot drinks. Where does that leave Canopy Growth?