CBDには色んな抽出方法がある?!

CBDには色んな抽出方法がある?!

近年注目が高まっているCBD。そんなCBDには大麻から抽出する際にいくつかの抽出方法が存在しています。今回はCBDの抽出方法について解説します。

CBDにはオイルやグミ、クリームなど様々な異なる種類の製品が存在しています。

実はCBD抽出方法にもいくつかの種類があり、それぞれ工程や特徴が存在します。この後に主要な抽出方法や抽出の工程を紹介していきます。
CBDの抽出方法は、その純度、濃度、全体的な品質に影響を与えます。
また、最終的に他のカンナビノイドや化合物が含まれるかを左右します。

CBDの様々な抽出方法

CO2抽出法

抽出工程:

  1. CO2(二酸化炭素)を高圧下で液体状態にする。
  2. 次にこの液体状態のCO2を大麻等の植物材料を含む容器に注入しCBDを抽出します。CO2にはCBDや他のカンナビノイドを植物材料から引き出す性質があります。
  3. 抽出後に圧力を減少させることでCO2を気体に戻し、純粋なCBDオイルが残ります。

良い点:

  • 高い純度と品質のCBDオイルが精製できる。
  • 溶剤の残留がないため、安全性が高い。

注意点:

  • 設備が高価で、専門的な知識が必要。
  • 抽出効率は高いが、初期投資が大きい。

エタノール抽出法

抽出工程:

  1. 大麻等の植物材料をエタノールの中に浸します。
  2. エタノールがCBDや他のカンナビノイドを溶解します。
  3. 溶液を濾過し、エタノールを蒸発させてCBDオイル抽出します。

良い点:

  • シンプルで低コスト。
  • 抽出効率が高い。

注意点:

  • エタノールがクロロフィルという物質を抽出してしまう可能性があり、このクロロフィルが苦味や不快な味を引き起こすことがある。
  • 適切に蒸発させないと、エタノールの残留が発生していしまうことがある。


オイル抽出

抽出工程:

  1. 大麻等の植物材料をキャリアオイル(例: オリーブオイルやヘンプシードオイル)に浸します。
  2. 低温で長時間加熱します。
  3. 植物材料を取り除き、CBDが溶解したオイルが精製されます。

良い点:

  • 安全で自然由来。
  • 特別な設備や化学物質が不要。

注意点:

  • 抽出効率が低い。
  • 保存性が低く、冷暗所での保存が必要。

水蒸気蒸留法

抽出工程:

  1. 水蒸気を大麻等の植物材料に通します。
  2. 水蒸気がCBDや他のカンナビノイドを溶解します。
  3. 水蒸気とともに溶出したCBDを冷却・凝縮させて抽出液を抽出します。

良い点:

  • 溶剤を使用しないため、安全。

注意点:

  • 抽出効率は他の方法に比べて低い。
  • 高温での処理が必要なため、有効なカンナビノイド成分が失われる可能性がある。

抽出後の処理

CBDの抽出作業を終えた後に、最終的な製品の品質を向上させるためのいくつかの重要な後処理のステップがあります。これらのステップは、不要な成分の除去、CBDの活性化、および製品の純度と濃度の最適化が目的となります。

1. 冬化 (Winterization)

  • 目的: 冬化は、抽出物から不要な脂肪、ワックス、および脂質を除去する
  • 方法: 抽出物を冷凍し、次に濾過して固形の不純物を取り除く

2. デカルボキシル化 (Decarboxylation)

  • 目的: CBDa(酸性のCBD)を活性化されたCBDに変換する
  • 方法: 抽出物を特定の温度で加熱し、CBDaがCBDに変換されるのを助ける

3. 蒸留 (Distillation)

  • 目的: さらに純度を高め、不要な成分を取り除く。
  • 方法: 抽出物を加熱し、特定の沸点で各成分を分離・収集する

4. クロマトグラフィー (Chromatography)

  • 目的: 特定のカンナビノイドや不要な成分を分離・除去するため
  • 方法: 液体やガスを使用して、抽出物を通過させ、成分を分離します。

5. THCの除去

  • 目的: THCフリーの製品を作成するため。
  • 方法: 特定の技術、たとえば選択的なクロマトグラフィーを使用して、THCを特定して除去する。


抽出方法だけでなく様々なCBD製品の種類(オイルやクリーム等)を知りたい方は以下の記事もご覧ください!

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