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ニューヨークで娯楽用の大麻の使用が合法化
3月31日、アメリカ・ニューヨーク州のアンドニュー・クオモ知事が大麻に関する法案に署名したことにより、嗜好品としての大麻の使用・栽培が合法化されました。
これにより、21歳以上の成人の大麻の使用や、自宅での栽培も可能となります。
そして、ニューヨークはアメリカにおいて娯楽用の大麻を認める15番目の州となりました。
雇用者の拡大にも
州によると、この合法化によって年間約3億5000万ドルの税収が予想され、薬物治療や予防、教育にも割り当てられます。
さらに、3~6万人の雇用が生み出されることも予想されています。
クオモ知事は会見で、「成人用大麻の合法化は、仕事を提供し、経済に利益をもたらす新しい市場を作るだけではありません。社会から取り残されたコミュニティへの正義であり、過去に不当に罰せられた人々が今や利益を得る機会を得られるようにすることでもあります。」と述べています。
ニューヨークでは毎年大麻にまつわる違法行為で多くの人が捕まっていますが、その大半が貧困層や非白人、若者であるといわれています。
この合法化により公平な司法制度への一歩にも繋がりそうです。
州の規制の枠組みを規制するのに時間がかかるため、娯楽用大麻の販売は2022年以降となると予想されていますが、米国の大麻解禁の動きもさらに広がって行きそうですね。