様々な疾患に効果があるとして世界中で注目され、
研究が進んでいる「カンナビノイド」。
向精神作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)や
さまざま健康効果が注目されるCBD(カンナビジオール)が特に有名ですが、
最近ではCBGやCBD、CBDAなど他のカンナビノイドの身体作用についても
徐々に明らかになってきました。
イタリアの研究チームでは、カンナビノイドの一つである
CBM(カンナビモヴォン cannnabimovone)の代謝や免疫の
調整機能について研究が行われています。
目次
CBM(カンナビモヴォン)とは
CBMは、カルマニョーラと呼ばれる在来種のヘンプから抽出される
カンナビノイドの一種。
以前から発見されてはいましたが、
これまでその効能についてはほとんど知られていませんでした。
CBMの作用
研究では、CBMは細胞の生成や代謝の調整などの役割を果たす
PPAR(ペルオキシソーム増殖活性化受容体)のうち、
PPAR-γの活性化率を上げたという結果がありました。
PPAR-γは特に脂肪の貯蔵や代謝、血糖値の抑制、インスリン感受性などの
役割を担っており、活性化することで心臓発作や脳卒中などの原因となる
糖尿病や脂質異常症などの代謝障害を改善する可能性があるとされています。
さらに、他の研究でもPPAR-γの活性化は、ハンチントン病や多発性硬化症
などの神経炎症を改善するといわれています。
CBMの疾患に対する効能
研究では、PPAR-γの活性化する薬であるロシグリタゾン(脂肪細胞の
PPAR受容体に結合してインスリン抵抗性を改善する抗糖尿病薬)とCBMを
比較すると、CBMのPPARの活性化は弱いことがわかりました。
しかし、体液鬱滞や浮腫み、心筋梗塞など、代謝障害のある人は
体重増加などの副作用により薬品の使用に制限があるため、
CBMのように効力が弱い方がかえって安全性が保たれます。
また、CBMはロシグリタゾンとは異なり、PPAR-γを活性化するだけでなく、
調整不全による多くの疾患がある場所において遺伝子発現を促進する作用が
あることがわかりました。
科学界で注目を集めるカンナビノイド
カンナビノイドは、全身のホメオスタシスを制御する
ECS(エンドカンナビノイドシステム)内で機能し、
病気の治療においても有効であるとして注目されています。
CBMは現時点では知名度の低いカンナビノイドのため、
一般的な第三者機関の検査では含有されているかも特定ができません。
今後、この成分の効果に関する研究がさらに進んでいけば、
注目される新たなカンナビノイド成分の仲間入りをするかもしれません。
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