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イソフラボンって?
イソフラボンは、大豆に含まれているポリフェノールの一種です。
ポリフェノールとは、植物に含まれる色素や苦味、渋み、あくなどの成分で、
健康づくりや美容のために注目されている成分です。
植物は、紫外線をはじめとした、成長を妨げる外部の様々な刺激から
身を守るために身につけた力で、”ファイトケミカルス”とも呼ばれています。
大豆イソフラボンは、大豆が育つと芽になる部分の胚芽に多く含まれています。
植物にとって、芽や根になる部分は最も重要で、
多くの栄養を含んでいる部分です。
大豆イソフラボンの「抗酸化作用」は、
カラダの細胞を傷つけたりサビさせないようにして老化を
防いでくれるだけではなく、性ホルモン「エストロゲン」(卵胞ホルモン)
に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる事にあります。
女性はだいたい35歳を過ぎてくると、
エストロゲンの分泌量が徐々に減ってくると言われていて、
閉経とともに女性らしさが失われていってしまうのではないか…と
不安をもつ方も多いと思います。
そればかりか、カラダの老化を防いでくれる抗酸化力も如実に落ちてくると、
更年期障害というココロとカラダに様々なトラブルが
起きてしまうことがあります。
さらに、女性はメンタルの不調や疾病、神経症になりやすく、
男性の2倍と言われています。
その背景に、エストロゲンの分泌リズムが深く影響していることも
多くの研究でわかっており、更年期問わず、すべての女性の健康にとって
とても重要な存在であると言われています。
大豆イソフラボンは、そんなトラブルや老化を予防してくれる働き
が期待されています。
その一例に、イソフラボンを摂取することで、骨粗鬆症予防につながったり、
乳がん発生率の軽減につながる疾病予防の研究データも多く
上がってきています。
また、肌のコラーゲン生成の過程でも活躍することがわかっています。
大豆イソフラボンを日々に食生活に上手に摂りいれることで、
ココロとカラダの美しさをキープできるのです。
イソフラボンを豊富に含む食品
大豆イソフラボンを多く含む食品は、ずばり大豆と大豆製品です。
納豆 1パック(50g) 65.0mg 大豆飲料 125ml 69.0mg 豆腐 1/2丁(110g) 55.0mg 油揚げ 1/2枚(75g) 52.5mg 大豆煮 50g 30.0mg きな粉 おおさじ1(6g) 15.6mg みそ おおさじ1(18g) 7.2mg ※引用元:一般財団方針脳神経疾患研究所 総合南東北病院 情報誌健康クラブ(http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200607/mame.htm)
手軽に摂れる食品ばかりですが、外食や洋食が多い現代の食生活では、
意識をしないと意外と摂れていない人が多いそうなんです。
さまざまな美容効果が
大豆イソフラボンには、女性にうれしい様々な美容効果があります。
きれいなお肌をつくる
大豆イソフラボンに含まれる成分は、
女性ホルモンのエストロゲンを補う効果があります。
このエストロゲンにより、肌のコラーゲンの量を増やし、
ヒアルロン酸をとどめておく働きも助けられて、肌の弾力、
ハリ、潤いなどがキープできます。
また、紫外線やその他の外部の刺激によってつくられる老化物質を除去する
「抗酸化力」も強いので、シミやシワなどのお肌トラブルの予防につながり、
キレイなお肌づくりに役に立つんです。
ストレスに強くなる
ストレスがたまるとカラダの中に発生する、
コルチゾールというストレスホルモンがあります。
これがたまると、体の中で小さな炎症を起こすことで、疲れやすくさせたり、
脂肪をつきやすくしてしまったりなどストレスによるカラダへの負荷
がかかります。
大豆イソフラボンは、そんなストレスホルモンをつくりにくくする抑制効果
があるといわれています。
また、女性ホルモンに似た働きをし、
ホルモンバランスを整える役割もしてくれるため、
いわゆる「イライラ」や「めそめそ」といった、
女性周期に伴ったホルモンバランスの乱れからくるストレスフルな気持ちも、
安定させてくれることが期待できます。
太りにくくする
35歳を過ぎてくると、だんだん女性ホルモンのエストロゲンが
減ってきてしまうことによって、女性のカラダはどうしても脂肪が
つきやすくなってしまいます。
そんな女性ホルモンのバランスを整えることで、
年齢に負けない太りにくいカラダの作りにも一役買ってくれます。
男性に痛風が多く、女性に少ないのは、実は女性ホルモンが、
プリン体の蓄積を抑え、代謝をキープする働きがあるからなんです。
また、大豆イソフラボンには、直接、脂肪燃焼効果もあるということがわかっています。
妊娠のためのカラダづくりに
イソフラボンの持つ、 女性ホルモンを安定させる作用や、
カラダの老化物質を除去して老化を防ぐ抗酸化作用は、
女性が若々しいカラダを保ち妊娠をするための土台作りをしてくれます。
また、血液が老廃物と固まってしまう血栓を予防し、
血液をサラサラにするので、女性のカラダにとっては冷えの改善だけでなく、
子宮への良い巡りにもつながるといわれています。
摂りすぎはどうなの?
どんな栄養素にも同じことが言えますが、摂り過ぎによるリスクもあります。
極端に摂取量が多いと、ホルモンバランスが乱れてしまったり、
乳がんの発症リスクも高めるという研究データ(※1)もあります。
※ただし、日頃大豆を摂取しないイタリア人の閉経後の女性を対象に、
1日150mgとかなり多い量の約5年間継続して摂取した際のデータですので、
大豆食習慣のある日本人で、かつ通常の大豆食で150mgものイソフラボンを摂取することはありませんので、あまり気にし過ぎる必要はないと言えます。
また、日本はもともと味噌や納豆、豆腐など大豆製品をよく食べる地域でも
あるのにも関わらず、近年の日本食離れ、大豆離れが進んだ日本人の
イソフラボン摂取量は推奨摂取量の半分程度といわれています。
加齢とともに、体外から摂取するべきイソフラボンの量は増えますので、
むしろ意識して摂取するくらいがちょうどよいといえそうです。
ただし、イソフラボン単体のサプリメントも多くありますが、
それらを利用する際は、目安量を守って補いましょう。
女性のためのたんぱく質
これまで紹介してきたように、イソフラボンには女性に必要なうれしい働き
がたくさんあります。
あわせて、生活習慣の乱れによりカラダの様々な不調や不安を
持っている女性には、ぜひ足りていない“たんぱく質”を
一緒に摂っていただきたいものです。
イソフラボンとたんぱく質の両方がバランスよく補える、
大豆由来のたんぱく質を意識して摂ることで、
より健康的な美しさにつながります!
そのひとつにプロテインの活用が人気になってきていますね!
一口にプロテインといっても、スポーツジムなどで推奨されるものの
多くが牛乳由来のたんぱく質です。
女性ならではのカラダにあったプロテインとして、
イソフラボンの嬉しい効果も得られる大豆由来のソイプロテインがおすすめです。
女性のためのプロテインの種類と選び方
Bicleは、仕事や、家庭、趣味など忙しい女性に、いつでも気分よく、
美しくあってほしい、そんな想いを込めて、
大豆由来のたんぱく質を使っています。
さらに、より代謝に、より抗酸化につながるよう、
女性ならではの健康に沿った栄養バランスとなっています。
ぜひ美容のためにも、ストレスフリーな体調管理のためにも、
ご自身のカラダのメンテナンスとしてBicleを飲んでいただけたら嬉しいです。
【監修】豊原悠里
管理栄養士/予防医学指導士
大手化粧品会社にてインナービューティーのカウンセリング、トレーナーを経て、精神科クリニックで管理栄養士・代替医療カウンセラーに従事。発達の問題やメンタルケアを中心に予防医学、栄養療法のコラムやセミナー、執筆サポートをてがける。