CBDのアントラージュ効果とは?CBDをより効果的に摂取するには?

CBDのアントラージュ効果とは?CBDをより効果的に摂取するには?

「アントラージュ効果」という言葉をご存じでしょうか?
CBDに興味がある方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
フルスペクトラムやブロードスペクトラムのCBD製品には、他にも様々なカンナビノイドやテルペンが含まれていて、これらの相乗効果がもたらすものが「アントラージュ効果」と呼ばれています。アントラージュ効果を使うことでより効果的にCBDを摂取することができます。

アントラージュ効果とは

大麻草(ヘンプ)には、CBD以外にもTHC(テトラヒドロカンナビノール)、CBG(カンナビゲロール)、CBN(カンナビノール)など、さまざまなカンナビノイドや、テルペン、フラボノイドなどの成分が含まれています。

そして、これらは一緒に使うと相互作用により、それぞれの持つ作用を足し合わせたよりも大きな効果が得られるということがわかっています。

このことをアントラージュ効果と言います。

CBDは、用量反応が釣鐘状になることが分かっており、単一ではある一定の量を越えると治療効果が大幅に減少してしまいます。
ところが、CBDにその他のカンナビノイドやテルペン類などとの相乗効果により、CBDの用量反応が向上し、さらなる効果を発揮することができるのです。

これまでの研究では、CBD単体よりも他のカンナビノイドを含む製剤のほうが、鎮痛作用や抗炎症作用にはるかに優れていたことや、THCがCBDの医療効果を全般的に高めてくれることが分かっています。

アントラージュ効果を実感するためにはどんな商品を選べば良い?

「ブロードスペクトラム」がおすすめ

大麻草には本来CBD以外にも様々なカンナビノイドやテルペン等が含まれています。

ですが、製品によってはその抽出方法によって含まれている成分が異なり、CBDのみを抽出されたのものもあれば、全草から抽出されたものもあります。

「フルスペクトラム」は大麻草に含まれるも一緒に抽出された、CBD以外のカンナビノイドの成分も一緒に抽出された製品のことをさします。

フルスペクトラムには、CBDのほかにも、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオール酸(CBDA)、カンナビノール(CBN)、テルペン、フラボノイド、その他のカンナビノイドなど、大麻植物から抽出されるさまざまな化合物が含まれています。

「ブロードスペクトラム」は抽出したCBDにその他のカンナビノイドやテルペンを後から加えたものをさします。

ブロードスペクトラムには、CBDのほかにもカンナビノイド(例: CBG、CBC、CBN)、テルペン、フラボノイド、アミノ酸、ビタミンなどの大麻植物由来の化合物が含まれています。THCは0.3%未満に制限されており、通常は検出限界以下になっています。

CBDのみを抽出した「アイソレート」の商品も存在します。

CBDアイソレートは通常、99%以上の純度を持ちます。他のカンナビノイドやTHC(テトラヒドロカンナビノール)は検出限界以下にまで除去されています。

一般的に、「フルスペクトラム」には、日本では違法とされている成分である「THC」が含まれているため、「ブロードスペクトラム」のCBD製品を選ぶのがおすすめです。

アントラージュ効果による相乗効果を期待するのであれば、CBD単体(アイソレート)ではなく、その他のカンナビノイドやテルペンなどが含まれている「ブロードスペクトラム」「フルスペクトラム」の商品を選ぶのがおすすめです。

▼まとめ

効果的な摂取方法

アントラージュ効果をより発揮するには「マイクロドージング」という方法がおすすめです。

マイクロドージングは、一度に大量の薬物や製品を摂取するのではなく、非常に小さな量を頻繁に摂取する方法です。

CBDの場合、一度に少量のCBDを摂取することで、持続的な効果を得ることができます。

▼マイクロドージングの進め方

  1.  マイクロドージングを始める際は、まずは低用量から始めることが推奨されます。一般的には、1日あたりのCBD摂取量を5〜10mgから始め、その後数日間は同じ量を摂取します。その後、効果や個人の体験に基づいて徐々に量を調整していきます。
  2. マイクロドージングでは、一日に複数回CBDを摂取することが重要です。例えば、1日を4回に分けて、各摂取時に1〜2mgのCBDを摂取します。このように分割することで、CBDが一度にシステムに投与される量を最小限に抑えながら、持続的な効果を得ることができます。
  3. マイクロドージングを始めたら、効果を観察しながら徐々に量を調整していきます。自身の体験に基づいて、CBDの摂取量や摂取回数を調整し、最適な効果を得るようにします。効果に変化がない場合は、摂取量を少しずつ増やすことも検討してみてください。
  4.  CBDの効果や忍容性は個人によって異なるため、他の人の体験に基づく一般的な指針に従うだけでなく、自身の体に合わせて調整することが重要です。初めてCBDを試す場合や新しいマイクロドージングスケジュールを始める場合は、注意深く自身の体の反応を観察し、適切な量を見つけるようにしましょう。

アントラージュ効果に重要な「テルペン」

テルペンは、大麻草やその他の薬草、果物、植物に含まれ、それらに香りや色、味を与えている天然の精油のことをいいます。

テルペンは独特の刺激的な香りが特徴で、植物を昆虫などから守るために進化をしてきました。

アロマの世界などで注目されているように、テルペン自体にも健康効果や治療効果などがあります。
ですが、それに加え、カンナビノイドとの相乗効果が科学的に注目され、アントラージュ効果にとっても重要な存在とされています。

大麻によく含まれるテルペンと効果

ミルセン

大麻草の中でも最も一般的なテルペン。
ミルセンには強力な鎮痛作用を示すものから睡眠補助など、さまざまな効果があります。

また、細胞目透過性を高め、CBDなどのカンナビノイドの吸収を早めることが知られています。

リモネン

大麻や柑橘系の果物に多く含まれます。

細菌や真菌の増殖を抑制する効果や、うつ病や不安症の症状を緩和させること、また癌治療への可能性も示されています。

ピネン

ピネンは松やモミの機などの針葉樹に多く含まれます。
ピネンは抗炎症作用があり、抗生物質としての効果をもたらすこともあります。また、記憶の強化にも可能性があるとされています。

リナロール

ラベンダーの香りの主成分で、強い鎮静作用や殺菌・鎮痛作用があります。
また、免疫細胞を活性化して免疫系の働きを高めると言われています。

βカリオフィレン

胡椒、バジル、オレガノなどに含まれる、スパイスの効いた香りがするテルペン。
抗酸化作用や抗炎症作用があり、テルペンの中では唯一、CB2受容体に直接作用することがわかっています。

フムレン

ホップや香草に多く含まれるテルペン。
抗炎症作用、抗菌作用、鎮痛作用に加え、食欲を抑制する作用もあるとされており、ダイエットに対する効果も期待できます。

まとめ

品質には要注意!

表記と内容が異なるものも

海外では、パッケージに表示されている成分と内容が大幅に異なる商品も多数見つかっています。

なかには実際に表記されているCBDが含有されていなかったり、不純物が含まれているなど品質の悪いものもあります。

違法成分「THC」が含まれていないか要注意

CBDは日本でも合法的に使用することができますが、一方で同じく大麻由来の有効成分である「THC(テトラヒドロカンナビノール)」は違法です。

こうした成分が含まれている商品を手にしないためにも、COA(Confirmation of Analysis)が開示されている商品を選ぶようにしましょう。

COAは第三者による成分検査の証明書で、THCやその他の有害な不純物が含まれていないか、CBDはしっかり含まれているかなどが記載されています。

Bicleでは、
・高品質のブロードスペクトラム原料を使用(CBN、CBG配合)
・THCフリー(ISO取得の第三者機関にてLOD:0.0001%基準にてTHC検査を実施)
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