目次
CBDオイルとは

CBD(カンナビジオール)は、
ヘンプに含まれる400以上の薬理成分、「カンナビノイド」の一つで、
その摂取によって200以上の疾患にも効果があるとして、臨床研究が行われ、
データが集まりはじめています。
CBD製品には、ベイプ(気化吸収)やバーム(塗布)、
スキンケア商品等さまざまなタイプのものがあり、
中でもCBDオイル(CBDティンクチャ―・またはCBDチンキとも呼ばれるは、
CBDという成分が脂溶性で、また消化器官での分解と代謝に脂肪酸を必要と
するため、一番人気を集めている商品です。
CBDオイルには、MCTオイル(中鎖脂肪酸)やココナッツオイルなどが
ブレンドされ、製造されることが一般的です。
ヘンプオイルとは違うのか?
一般的に売られているヘンプオイルにCBDが検出できるレベル
含まれていることはまずありません。
なぜなら、ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)は大麻の種から搾り出して
抽出されますが、CBDは超臨界CO₂抽出法や特殊な溶剤を使用した抽出方法を
必要とします。
また、ヘンプの種に含まれるCBDはごく微量なため、
高濃度に一定量のCBDを取り出そうとすれば、
それだけたくさんの材料が欠かせないわけです。
ペンプオイルに比べて、CBDオイルが高価なのも(オイルや化粧品なども
同様)、以上のように製造方法がそもそも違うためです。
ですから、CBDを摂取したい場合には、CBDの含有量を明記した商品を手に取る必要があります。
CBDオイルはどうやって使う?
CBDオイルの使い方

CBDオイルの使用方法として推奨されているのが、
「舌下投与」と呼ばれる方法です。
CBDオイルは、ティンクチャ―と呼ばれるスポイト形状の容器で
販売されていることがほとんどです。
CBDオイルは、基本的に次の流れで使用します。
①十分に容器を振る(成分がよく混ざるようにするため)
②所定の量を舌の裏に垂らし、60~90秒ほど口の中に含んでから
飲みこみます。
その際、頬をよくマッサージするようにしましょう。
※舌の裏に集中している毛細血管から成分を吸収させることが
良いとされています。
CBDオイルはいつ飲めばよい?
あとで詳しく説明しますが、CBDオイルの理想的な摂取タイミングは、
個人差や求める効果、またCBD成分の摂取量にもよって異なります。
その中でも一般的なのが以下のタイミングです。
就寝前

CBDのリラックス効果から、就寝前に摂取する方が多いです。
CBDの利用者にも、
「不眠症が改善した。睡眠薬が必要なくなった」
「睡眠の質が明らかに変わった」
「朝起きられるようになった」
という反応が多く、またそれらの臨床データもあります。
人によっては、CBDというより、
一緒に使用されるオイルによって胃もたれすることもあるようなので、
就寝直前ではなく、入浴前に摂取して時間を空けるなど、
自分にあったタイミングを試してみるのがよいでしょう。
症状を和らげたいときに
CBDには、鎮痛作用や抗炎症作用、
神経伝達促進作用があるとされているため、
特に何らかの症状の緩和のためにCBDオイルを取り入れたい方の場合、
症状が出たタイミングで摂取しても体感が得やすいかもしれません。
実際に、てんかんによる発作症状が出ている子どもにCBDオイルを
採らせると、すぐに発作がおさまる様子が撮影された動画も話題になりました。
仕事に集中したいときに

個人的にもおすすめで、かつビジネスマンの間でも話題になっているのが、
集中したいときにCBDオイルを摂取することです。
そのまま舌下投与しても良いですし、コーヒーに垂らして飲む人も多いです。
フレーバー(香り)付きのCBDオイルも多いため、コーヒーや水に割った時に、
美味しく飲める商品も増えています。
あくまで個人的な体感ですが、特におすすめなのが炭酸水にCBDオイルを
入れて飲む方法です。
ほのかなオイルの香りを楽しめますし、集中力が非常に高まります。
これまでエナジードリンクやコーヒーを多飲していましたが、
CBDの炭酸割を飲むようにしてから、エナジードリンクを飲むことが
激減しました(笑)。
コーヒーも1日2杯以内に収まるようになったので健康的にも大きな変化でした。
CBDオイルの濃度はどれを選べば良い?
CBDオイルの購入を検討する人が、必ずと言ってよいほど悩むのが、
どの濃度のCBDオイルを購入すればよいのかです。
当然CBDの含有量が多い(高濃度)製品ほど高価になり、
また同一のブランドでも複数の含有量の製品ラインナップを展開している
ことがほとんどです。
CBD成分の含有量の見方

値段だけで安い商品を選んでしまうと、
実際にはほとんどCBDが入っていない!なんてこともよくあります。
残念なことに詳しくない消費者をねらって、
そういう売り方をする業者も多いのが実情です。
だまされないためにも、まずは商品ラベルからCBDの含有量を正しく理解
できるようにしましょう!
製品全体のCBD含有量を記載する商品
表面の500mgと1回あたりの摂取量の裏面
→1回あたりに換算すると約16.7mg1回当たりのCBD摂取量を記載する商品
→表面の記載17mg
→全体で約500mg程度
中には、CBDとうたいながら、CBDの含有量を記載していない悪質な商品
すらあるので、絶対に手に取ることはやめましょう。
CBDの二相性とは?
CBDをはじめとしたカンナビノイド(ヘンプ独自の薬理成分)には、
摂取量によって二層性があるとされています。
二層性とは、ある特定の量を境に、異なる効果をもたらすことを言います。
低~中用量→覚醒効果(集中力の高まり)
高用量→鎮静効果(リラックス)
用量の目安を数値で示せないのは、個人差が大きいためです。
参考として、アメリカでは1日あたり25㎎程度を目安に、
医師が処方をするケースが多いようです。
二層性などのCBDの特性を理解しながら、
CBDに何を期待したいのかも考えながら、
目的に合った必要量を見つけていくことが、
CBDとうまく付き合うためのポイントです。
CBD含有量は多ければ良いものではない

たとえば、1本あたり、それぞれ500mgと1000mgのCBDが含まれた製品が
ある場合、たいてい高含有量の製品の価格が高く、
良い製品のように感じるかもしれません。
ただ、人によって必要なCBDの量も違いますし、
摂取量によって得られる効果も異なります。
そこで大切なのは、自身にとっての“シュガースポット”と呼ばれる、
効果が得られる必要最小量を見つけることです。
CBDオイルは治療や健康管理のためには続けていくことが大事です。
ただ、決して安価なものではありませんので、
無理なく続けるためにも一番少なくても体感が得られる量を
見つけることがとても大切です。
CBDオイルを選ぶ際の注意点
知っておきたいCBD抽出方法の違い

CBDオイルを検討する際に、迷うもう一つの原因が、
CBD成分の抽出方法によって、いくつかの商品タイプがあるという点です。
基本的には、アイソレート、フルスペクトラム、ブロードスペクトラムの
3種類があります。
アイソレート
ヘンプから、CBD成分だけを抽出する方法。
フルスペクトラム
CBD以外のカンナビノイドやテルペン、
フラボノイドなどもあわせて抽出する方法。
これらの植物性の薬理成分は、相互に関連してより多様で高い効果
(アントラージュ効果)をもたらすとされています。
ブロードスペクトラム
ヘンプからCBDのみを抽出し、その後特定のカンナビノイドやテルペンを
加える方法。
※フルスペクトラムやブロードスペクトラムについては、
厳密な定義が決まっていないのが現状で、各ブランドで曖昧な
使われ方がしています。
ブランドによっては、抽出方法に関係なく、
最近の各海外メーカーのトレンドをみていると、
THCを含まない製品をブロードスペクトラムと表現しています。
フルスペクトラムオイルやブロードスペクトラムオイルは、
アントラージュ効果の影響に、カラダにもたらす効果も高いとされる一方で、
THCが含まれる商品は日本での取り扱いができませんので、注意が必要です。
また症状や個人差によっても、アイソレートオイルでも十分な体感が
得られますので、いくつかの商品を試しながら、
自分に合ったオイルタイプを見つけましょう。
安全な商品を手にするためにはCOAを必ず確認

COA(Confirmation of Analysis)は、第三者による成分検査の証明書です。
COAには、安全かつ健康リスクを避けるためにも重要なことがたくさん
書かれています。
これをよく理解しないでCBD製品を買ってしまうと、
大麻取締法や覚せい剤および麻薬取締法に抵触したり、
健康のためのはずがかえってカラダを害してしまったりするリスクがあります。
COAを見る際には、特に以下のポイントを注意してチェックしましょう!
CBDはどれぐらい含まれているか?
商品ラベルに記載されたCBD成分がきちんと含まれているかも
COAを見れば確認できます。
2016年ころから、アメリカのFDA(食品ならびに薬品管理局)が
抜き打ちで行ったテストでも、4割の製品ラベルに記載されたCBDの成分量が
含まれていないことが明らかになりました。
日本では違法のTHCは含まれていないか?
日本では、大麻に含まれるTHCという成分が麻薬取締法によって
その扱いを禁じています。
COAの中で、THCは主に「Δ9-THC」として検出され、
「Total-THC」の含有量も見極めることができます。
有害な不純物は含まれていないか?
CBD製品に、カビやサルモネラ菌などの有害な菌類が含まれていないか、
また製造過程で使用された有害な薬品の残留物が混入されていないかも
COAで確認できます。

また大麻という南極以外のすべての大陸で育つほど自生力が高い植物ゆえの
問題でもあるのですが、大麻は地中の成分を吸収する力が極めて強く、
土壌の除染にも使用されるほどです。
土壌が汚れていたり、農薬が使用されて栽培されたりしていると、
そうした有害物質を吸い上げて、留めてしまうのです。
それらの重金属や残留農薬などが残っていないかもCOAでチェックする
必要があります。
また、もしアントラージュ効果を求めてブロードスペクトラムオイルを
探している場合には、CBD以外の有効なカンナビノイド(CBGやCBC、
CBN、CBDA等)がどれくらい含まれているかもCOAで確認することも
可能です!
CBD製品を購入するうえで、COAがどれだけ大事かがお分かりいただけるかと
思います。
逆にCOAを開示していない商品は、法律違反や健康リスクを避けられないため、
購入をしないくらいの心構えがあってちょうど良いかもしれません!
海外でCBDを購入するときの注意点

日本では、CBDのもとになる大麻の取り扱いが実質取り締まられているため、
CBDはアメリカなどの海外から輸入されるのがほとんどです。
(※最近では合成CBDもありますが、これらも中国やヨーロッパから
輸入されています。)
そのため、できることなら日本で買うよりも海外で購入した方が、
手ごろに購入できてしまいます。
ただし、日本と海外とでは大麻に関する法律も異なるという点で、
日本に持ち込めない商品が非常に多いです。
例えばアメリカの場合は、0.3%未満のTHCであれば商品に含まれることを
良しとしているため、効能のためにもあえてTHCを含有させる商品が
数多くあります。
また日本の場合は、茎または種から抽出した製品しか使用が認められて
いません。
CBDをはじめとしたカンナビノイドは、大麻の雌花の花穂に最も多く
含まれるため、そうした部位からCBDを抽出するのが一般的であり、
日本の規格に残念ながら合わない製品がほとんどです。
まとめ
COAを理解したり、自分に合ったCBD商品・飲み方を見つけたりするまでに
多少の手間もありますが、それ以上にさまざまな健康面でのメリットが
期待されているのがCBDオイルです。
ぜひこの記事で紹介した情報を参考にしていただきながら、
うまくCBDを取り入れていただければと思います。
Bicleでは、
・高品質のブロードスペクトラム原料を使用(CBN、CBG配合)
・THCフリー(ISO取得の第三者機関にてLOD:0.0001%基準にてTHC検査を実施)
・独自のテルペン配合
・天然由来の成分のみを使用(着色料、合成香料、甘味料不使用)
など、品質にこだわって開発したCBD製品をお取り扱いしています。

また、CBD製品のOEM・ODMや原料販売のご相談も承っております。
独自のテルペンブレンドやフレーバーの調整も可能です。
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