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CBDがうつ病を治療する可能性

CBDがうつ病を治療する可能性

近年、うつ病の患者数は年々増加傾向にあり、平成25年に厚生労働省が行った調査では15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があるともいわれています。
うつ病の一般的な治療としては、精神療法や薬物療法が挙げられますが、
最近の研究ではCBDがうつ病の治療にも有効であるという結果も多く示されてきました。
今回はCBDとうつ病の関係についてお伝えします。

うつ病のサイン

うつ病は、精神的・身体的なストレスが重なったことなどから
脳の機能に障害が起きている状態で、

・不安、焦燥感
・興味や喜びの喪失
・意欲の低下
・睡眠障害
・疲労感、倦怠感
・食欲減退

など、様々な症状がでるといわれています。
うつ病は、本人が自覚症状のないまま過ごしていることもあり、

・ぼんやりしていて元気がない
・作業の効率が下がる
・ミスが増える
・集中力の低下
・口数が減る
・イライラしている

などの変化はうつ病のサインである場合があります。

うつ病は放っておけば治る病気ではないので、身内のこうした不調のサインに
気づいたら声をかけてあげるなど、周囲が気づいてケアをしてあげることも
大切です。

うつ病の原因

うつ病のはっきりとしたメカニズムはまだわかっていませんが、
これまでの研究からは脳内で感情をコントロールしている
神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミン)のバランスが
崩れてしまうことが1つの原因であると言われています。

また、真面目、完璧主義など、うつ病になりやすい性格もあるといわれていて、
仕事や恋愛、環境の変化などのストレスがきっかけでうつ病を引き起こすことも
多くあるといわれています。

CBDがうつ病に効果的であるとされている理由

CBDは脳内のセロトニン受容体と相互作用し、脳内のセロトニンを増加させ、
抗うつ作用や、抗不安作用を発揮することからうつ病への効果が
期待されています。

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、感情をはじめ心身の様々な
機能に影響を与える脳内物質で、セロトニンの不足は自律神経の乱れや
うつなどの精神疾患の原因となるともいわれています。
また、CBDはうつ病などの精神疾患治療に用いられる
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)よりも迅速に
セロトニンレベルを変化させる可能性があることも研究でわかっています。

さらに、CBDはストレスをともなう出来事により起こる不安感にも
効果があることが示されていて、うつ病だけでなく、対人恐怖症やPTSD、
多発性硬化症などの疾患にも効果的であるといわれています。

近年の海外の研究

2020年2月に発表された海外の研究誌では、複数の薬物使用障害(大麻、
コカイン、MDMA等)、重度のうつ病、社会恐怖症、自己愛性人格障害の
ある16歳の少年に、CBDカプセルを様々な用量(8週間で100mgから
600mg)で投与した際の例が紹介されました。

この少年は約2年間様々な治療を受け、6か月以上抗うつ剤の効果が
見られませんでしたが、抗うつ剤を中止しCBDを投与した結果、
うつや不安などの症状が減少し、薬物の乱用も止まるなど、
良好な結果が得られたことが示されました。

また、薬物をやめたことによる離脱症状も示さなかったとされています。


CBDのうつ病に対する治療効果はまだ研究段階ですが、
CBDには抗不安作用だけでなく、うつ病の症状の1つとされている

・集中力の低下
・睡眠障害
・頭痛
・肩こり

などの効果もあるとされており、今後治療の有用な選択肢になり得るとして
期待されています。

参考:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24923339
https://link.springer.com/article/10.1007/s40211-020-00334-0