CBDオイルとは?摂取方法で違いはある?良い商品を選ぶための注意点

CBDオイルとは?摂取方法で違いはある?良い商品を選ぶための注意点

近年、注目されつつあるCBD(カンナビジオール)。
今回は数多くあるCBD商品ですが、中にはCBDがあまり含まれていなかったり、健康リスクのあったりする商品もあります。
今回は、CBDを選ぶ際の注意点についてお伝えします。

CBDの摂取方法は?

CBDの主な摂取方法は、以下の4種類があげられます。

①経口摂取

CBDを飲み、口から摂取する方法。
コーヒーに垂らしたり、CBD入りの食品(グミやクッキーなど)などから摂取する場合が当てはまります。
経口摂取のメリットは持続時間が6~8時間と長いところ。
一方で、体内で血流に入る前に肝臓を通過するため、バイオアベイラビリティ(体内での吸収効率)が低いのがデメリットです。

②舌下摂取

CBDオイルを口腔内の粘膜から吸収させる方法。
毛細血管がCBDを拡散させそれが血液中に入ります。
経口摂取よりバイオアベイラビリティが多少高く、体感を得るまでの時間も短いのが特徴です。

③気化摂取

CBDを燃焼手前の温度まで熱し、蒸気として吸入する方法。
CBDべイプが当てはまります。
べイプペンなどを使用した吸入では、CBDが肺の肺胞からすばやく吸収され、直接血中に入るためとても早くCBDを体内に吸収させることができます。

④経皮摂取

CBD入りの化粧品やバーム、ロールオンなどが当てはまります。
皮膚に塗ることで、筋肉のこわばりをほぐす、皮脂の分泌を調整するなどの効果があります。痒みや日焼けにも効果があると言われています。

CBDオイルはどうやって使う?

CBDオイルの使い方

CBDオイルの使用方法として推奨されているのが、「舌下投与」と呼ばれる方法です。
CBDオイルは、ティンクチャ―と呼ばれるスポイト形状の容器で販売されていることがほとんどです。
CBDオイルは、基本的に次の流れで使用します。

①十分に容器を振る(成分がよく混ざるようにするため)
②所定の量を舌の裏に垂らし、60~90秒ほど口の中に含んでから飲みこむ
その際、頬をよくマッサージするようにしましょう。

※舌の裏に集中している毛細血管から成分を吸収させることが良いとされています。

CBDオイルはいつ飲めばよい?

あとで詳しく説明しますが、CBDオイルの理想的な摂取タイミングは、個人差や求める効果、またCBD成分の摂取量にもよって異なります。
その中でも一般的なのが以下のタイミングです。

就寝前

CBDのリラックス効果から、就寝前に摂取する方が多いです。
CBDの利用者にも、

「不眠症が改善した。睡眠薬が必要なくなった」
「睡眠の質が明らかに変わった」
「朝起きられるようになった」

という反応が多く、またそれらの臨床データもあります。

人によっては、CBDというより、一緒に使用されるオイルによって胃もたれすることもあるようなので、就寝直前ではなく、入浴前に摂取して時間を空けるなど、自分にあったタイミングを試してみるのがよいでしょう。

症状を和らげたいときに

CBDには、鎮痛作用や抗炎症作用、神経伝達促進作用があるとされているため、特に何らかの症状の緩和のためにCBDオイルを取り入れたい方の場合、症状が出たタイミングで摂取しても体感が得やすいかもしれません。

実際に、てんかんによる発作症状が出ている子どもにCBDオイルを取らせると、すぐに発作がおさまる様子が撮影された動画も話題になりました。

仕事に集中したいときに

個人的にもおすすめで、かつビジネスマンの間でも話題になっているのが、集中したいときにCBDオイルを摂取することです。
そのまま舌下投与しても良いですし、コーヒーに垂らして飲む人も多いです。
フレーバー(香り)付きのCBDオイルも多いため、コーヒーや水に割った時に、美味しく飲める商品も増えています。

あくまで個人的な体感ですが、特におすすめなのが炭酸水にCBDオイルを入れて飲む方法です。
ほのかなオイルの香りを楽しめますし、集中力が非常に高まります。
これまでエナジードリンクやコーヒーを多飲していましたが、CBDの炭酸割を飲むようにしてから、エナジードリンクを飲むことが激減しました(笑)。
コーヒーも1日2杯以内に収まるようになったので健康的にも大きな変化でした。

CBDオイルの濃度はどれを選べば良い?

CBDオイルの購入を検討する人が、必ずと言ってよいほど悩むのが、どの濃度のCBDオイルを購入すればよいのかです。
当然CBDの含有量が多い(高濃度)製品ほど高価になり、また同一のブランドでも複数の含有量の製品ラインナップを展開していることがほとんどです。

CBD成分の含有量の見方

値段だけで安い商品を選んでしまうと、実際にはほとんどCBDが入っていない!なんてこともよくあります。
残念なことに詳しくない消費者をねらって、そういう売り方をする業者も多いのが実情です。
だまされないためにも、まずは商品ラベルからCBDの含有量を正しく理解できるようにしましょう!

製品全体のCBD含有量を記載する商品
 表面の500mgと1回あたりの摂取量の裏面
→1回あたりに換算すると約16.7mg

1回当たりのCBD摂取量を記載する商品
→表面の記載17mg
→全体で約500mg程度

中には、CBDとうたいながら、CBDの含有量を記載していない悪質な商品すらあるので、絶対に手に取ることはやめましょう。

CBDの二相性とは?

CBDをはじめとしたカンナビノイド(ヘンプ独自の薬理成分)には、摂取量によって二層性があるとされています。二層性とは、ある特定の量を境に、異なる効果をもたらすことを言います。

 低~中用量→覚醒効果(集中力の高まり)

 高用量→鎮静効果(リラックス)

用量の目安を数値で示せないのは、個人差が大きいためです。
参考として、アメリカでは1日あたり25㎎程度を目安に、医師が処方をするケースが多いようです。

二層性などのCBDの特性を理解しながら、CBDに何を期待したいのかも考えながら、目的に合った必要量を見つけていくことが、CBDとうまく付き合うためのポイントです。

CBD含有量は多ければ良いものではない

たとえば、1本あたり、それぞれ500mgと1000mgのCBDが含まれた製品がある場合、たいてい高含有量の製品の価格が高く、良い製品のように感じるかもしれません。
ただ、人によって必要なCBDの量も違いますし、摂取量によって得られる効果も異なります。

そこで大切なのは、自身にとっての“シュガースポット”と呼ばれる、効果が得られる必要最小量を見つけることです。
CBDオイルは治療や健康管理のためには続けていくことが大事です。
ただ、決して安価なものではありませんので、無理なく続けるためにも一番少なくても体感が得られる量を見つけることがとても大切です。

CBDオイルを選ぶ際の注意点

知っておきたいCBD抽出方法の違い

CBDオイルを検討する際に、迷うもう一つの原因が、CBD成分の抽出方法によって、いくつかの商品タイプがあるという点です。
基本的には、アイソレート、フルスペクトラム、ブロードスペクトラムの3種類があります。

アイソレート

ヘンプから、CBD成分だけを抽出する方法。

フルスペクトラム

CBD以外のカンナビノイドやテルペン、フラボノイドなどもあわせて抽出する方法。
これらの植物性の薬理成分は、相互に関連してより多様で高い効果(アントラージュ効果)をもたらすとされています。

ブロードスペクトラム

ヘンプからCBDのみを抽出し、その後特定のカンナビノイドやテルペンを加える方法。

※フルスペクトラムやブロードスペクトラムについては、厳密な定義が決まっていないのが現状で、各ブランドで曖昧な使われ方がしています。
ブランドによっては、抽出方法に関係なく、最近の各海外メーカーのトレンドをみていると、THCを含まない製品をブロードスペクトラムと表現しています。

フルスペクトラムオイルやブロードスペクトラムオイルは、アントラージュ効果の影響に、カラダにもたらす効果も高いとされる一方で、THCが含まれる商品は日本での取り扱いができませんので、注意が必要です。

また症状や個人差によっても、アイソレートオイルでも十分な体感が得られますので、いくつかの商品を試しながら、自分に合ったオイルタイプを見つけましょう。

安全な商品を手にするためにはCOAを必ず確認

COA(Confirmation of Analysis)は、第三者による成分検査の証明書です。
COAには、安全かつ健康リスクを避けるためにも重要なことがたくさん書かれています。
これをよく理解しないでCBD製品を買ってしまうと、大麻取締法や覚せい剤および麻薬取締法に抵触したり、健康のためのはずがかえってカラダを害してしまったりするリスクがあります。
COAを見る際には、特に以下のポイントを注意してチェックしましょう!

CBDはどれぐらい含まれているか?

商品ラベルに記載されたCBD成分がきちんと含まれているかもCOAを見れば確認できます。
2016年ころから、アメリカのFDA(食品ならびに薬品管理局)が、抜き打ちで行ったテストでも、4割の製品ラベルに記載されたCBDの成分量が含まれていないことが明らかになりました。

日本では違法のTHCは含まれていないか?

日本では、大麻に含まれるTHCという成分が麻薬取締法によってその扱いを禁じています。
COAの中で、THCは主に「Δ9-THC」として検出され、「Total-THC」の含有量も見極めることができます。

有害な不純物は含まれていないか?

CBD製品に、カビやサルモネラ菌などの有害な菌類が含まれていないか、また製造過程で使用された有害な薬品の残留物が混入されていないかもCOAで確認できます。

また大麻という南極以外のすべての大陸で育つほど自生力が高い植物ゆえの問題でもあるのですが、大麻は地中の成分を吸収する力が極めて強く、土壌の除染にも使用されるほどです。
土壌が汚れていたり、農薬が使用されて栽培されたりしていると、そうした有害物質を吸い上げて、留めてしまうのです。
それらの重金属や残留農薬などが残っていないかもCOAでチェックする必要があります。

また、もしアントラージュ効果を求めてブロードスペクトラムオイルを探している場合には、CBD以外の有効なカンナビノイド(CBGやCBC、CBN、CBDA等)がどれくらい含まれているかもCOAで確認することも可能です!

CBD製品を購入するうえで、COAがどれだけ大事かがお分かりいただけるかと思います。
逆にCOAを開示していない商品は、法律違反や健康リスクを避けられないため、購入をしないくらいの心構えがあってちょうど良いかもしれません!

海外でCBDを購入するときの注意点

日本では、CBDのもとになる大麻の取り扱いが実質取り締まられているため、CBDはアメリカなどの海外から輸入されるのがほとんどです。
(※最近では合成CBDもありますが、これらも中国やヨーロッパから輸入されています。)
そのため、できることなら日本で買うよりも海外で購入した方が、手ごろに購入できてしまいます。

ただし、日本と海外とでは大麻に関する法律も異なるという点で、日本に持ち込めない商品が非常に多いです。
例えばアメリカの場合は、0.3%未満のTHCであれば商品に含まれることを良しとしているため、効能のためにもあえてTHCを含有させる商品が数多くあります。

また日本の場合は、茎または種から抽出した製品しか使用が認められていません。
CBDをはじめとしたカンナビノイドは、大麻の雌花の花穂に最も多く含まれるため、そうした部位からCBDを抽出するのが一般的であり、日本の規格に残念ながら合わない製品がほとんどです。

まとめ

COAを理解したり、自分に合ったCBD商品・飲み方を見つけたりするまでに多少の手間もありますが、それ以上にさまざまな健康面でのメリットが期待されているのがCBDオイルです。
ぜひこの記事で紹介した情報を参考にしていただきながら、うまくCBDを取り入れていただければと思います。

Bicleでは、
・高品質のブロードスペクトラム原料を使用(CBN、CBG配合)
・THCフリー(ISO取得の第三者機関にてLOD:0.0001%基準にてTHC検査を実施)
・独自のテルペン配合
・天然由来の成分のみを使用(着色料、合成香料、甘味料不使用)
など、品質にこだわって開発したCBD製品をお取り扱いしています。

また、CBD製品のOEM・ODMや原料販売のご相談も承っております。
独自のテルペンブレンドやフレーバーの調整も可能です。
お気軽にご相談ください。

Bicle(ビクル)では、

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  • 機能性食品や健康美容商品の企画開発・研究者

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