高齢者こそCBDを摂るべき!?

高齢者こそCBDを摂るべき!?

米国では、不安や不眠、痛みなどといった症状の緩和のために「医療大麻」を使用する高齢者が年々増えてきているといいます。
日本では大麻の使用は違法ですが、ヘンプ由来の有効成分「CBD」も、そうした悩みやお年寄りに多い疾患の緩和に役立つかもしれません。

海外では大麻を使用する高齢者が増加

医療大麻使用者の約20%が高齢者?

Journal of American Medical Association(JAMA)で発表された研究によると、米国の65歳以上の大麻の使用率は年々増加傾向にあり、2015年から2018年の間に2.4%から4.2%と、相対的には75%も増加していると述べられています。

他国の例でも、カナダでは高齢者の医療大麻の使用率が2017年から2019年の間に17.6%から31.2%まで増加したという調査結果も。

また、使用者は娯楽より医療用途で使用する場合が多く、米国における医療大麻の使用者の約20%が60歳以上ともいわれます。

多くは痛みや不安、不眠などといった症状の解消のために使用することが多いのだそうです。

医療大麻の使用で服薬をやめられたケースも

イスラエルの高齢者医療機関で行われた研究では、184名の患者に医療大麻を使用した際の経過を観察しました。

被験者の多くは慢性鈍痛、睡眠障害、癌、不安などの症状があり、医療大麻(CBD:THC=1:1)を半年間使用し、1/3の患者がオピオイドや鎮痛薬、抗炎症薬などの使用をやめることができたといいます。

また、他にも身体機能や認知機能、便秘などの改善も見られました。
日本では現在医療大麻の使用は禁止されていますが、大麻草由来の「CBD(カンナビジオール)」であれば合法的に使用でき、お年寄りの様々な不調の改善に役立ってくれそうです。

ヘンプの有効成分「CBD」って?

CBD(カンナビジオール)とは

CBDはヘンプに含まれる「カンナビノイド」と呼ばれる有効成分のひとつで、数多くの疾患や健康、美容に効果があるとして注目を集めている成分です。

日本でもCBDオイルやべイプ(電子タバコ)、バームなどといった形で購入することが可能です。

CBDの効果

CBDの主な効能としては、

・抗菌作用
・抗炎症作用
・鎮痛作用
・リラックス作用
・抗不安作用
・睡眠の質の改善

などがあげられます。

こうした効能から、癌やてんかん、うつ病、喘息などをはじめ、250以上の疾患に効果があるとされています。

CBDの安全性

CBDに対して、まだまだ不安なイメージを持つ方も不安を感じる方も少なくありません。

ですが、CBDには「ハイになる」ような精神作用や依存性、副作用もないことがWHOでも認められています。

また、日本での使用も認められており、安心して使用することができますよ。

高齢者にCBDがおすすめな理由

アルツハイマー病の改善・予防

研究では、CBDが中枢神経に対する全般的な損傷を軽減させ、アルツハイマー病に伴う神経の炎症反応を抑制することが示唆されています。

また、CBDが海馬(記憶力に関わる脳の部位)の血流を増加させ、記憶課題の反応時間を短縮させるなどアルツハイマー病の治療の可能性を高めるといった研究結果も出ています。

また、2021に発表された研究では、早期発症の家族性アルツハイマーの実験モデルで、高用量のCBDを投与することでアルツハイマー病の特徴である「βアミロイドプラーク」の蓄積を抑制する2つのタンパク質の機能が回復し、認知機能が改善することも示されています。

日本でも、認知症の前段階とされる「軽度認知障害」と推測される人数をあわせると高齢者の約4人に1人が認知症、あるいは予備軍であるともいわれています。

CBDを日々取り入れることで、認知症の予防・改善にも繋がるかもしれません。

痛みの緩和

CBDには鎮痛作用があり、関節や筋肉の痛みにも効果的とされています。

年齢を重ねると、腰や膝などの痛みを感じる方も少なくありません。
特に痛みのある部分に塗布することで、効果を感じやすいでしょう。

不安・不眠の改善

高齢者の中には、自身の体調のことや、孤独などといった要因から不安感を感じたり、「老人性うつ」を患ってしまう方も。

また、年を重ねると生理機能の低下により、若いころと比べ睡眠が短くなったり、眠りにくくなってしまう方も多いといいます。

CBDは、脳内のセロトニン(幸福ホルモン)を増加させうつ病を改善し、さらに鎮静効果により不眠にも効果的であるとされています。

骨粗しょう症の改善

骨粗しょう症は50歳以上の日本人女性の3人にひとりがなるといわれているほど人口の多い病気です。

過去の研究では、CBDが体内のカンナビノイド受容体に作用することで骨組織の吸収と生成を調節し、骨を保護する作用があることが報告されています。

食生活や運動習慣により予防をすることも大切ですが、CBDを取り入れることでさらに予防に繋げられそうです。

緑内障の改善

緑内障は、視界が徐々に欠けていく病気で、高齢者の失明の主な原因の上位に入ります。
緑内障になる原因の一つとして、眼圧があがることで視神経の損傷が引き起こされることがあげられますが、CBDには眼圧を下げることにより緑内障を予防するのに有効であるという研究データが集まりつつあります。

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)を整える

出典:日本カンナビノイド学会

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)は、本来人間の身体に備わっている身体調節機能のこと。

免疫、感情、痛み、運動・認知機能などあらゆる身体機能を司っているとても重要なシステムで、この働きが弱まると心身の不調や疾患の原因にもなってしまいます。

ところがこのECSは、老化ストレス、生活習慣が原因で働きが弱まってしまうといわれています。(カンナビノイド欠乏症)

そこでCBDを摂取することで、CBDがカンナビノイドとして働き、この弱まったECSの働きを整えてくれる効果があります。
年齢を重ねても健康な生活を送るためにも、CBDを取り入れてECSの働きを強化してあげると良さそうですね。

CBDのよくある質問

Q. CBDにはどんな効果がありますか?

A. CBDは、癌やてんかん、うつ病、認知症、不眠症、線維筋痛症などをはじめ、250以上もの疾患に効果があるとされています。
さらに日常生活では、眠りが深くなる、イライラしにくくなる、集中力UP、過剰な食欲の抑制などの効果を感じる方も。
CBDは、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)と呼ばれる心身の調節機能のバランスを整える働きがあるので、幅広い悩みの改善が期待できます。

Q. CBDはどのくらい摂れば良いですか?

A. CBDの必要摂取量は個人差が大きく、さらに摂取量によって得られる効果も異なります。
まずは1回10mg程度から少しずつ量を増やし、自分に合ったCBDの量を見つけるとよいでしょう。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

Q. CBDはいつ飲めば良いですか?

A. CBDを摂取する時間に決まりはなく、得たい効果によって使い分けるのがおすすめです。
例えば睡眠を改善したい場合は高用量のCBDを寝る直前~30分前くらいに飲むとよいでしょう。
逆に、日中の活力を上げたい、仕事に集中したいなどの場合は、低~中用量のCBDを朝や作業前に取り入れるのがおすすめです。

参考


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