CBDがアトピー等の皮膚炎に効果アリ!?

CBDがアトピー等の皮膚炎に効果アリ!?

近年、増加傾向にあるといわれる「アトピー性皮膚炎」。
ただ痒いだけでなく、赤みや湿疹などの症状が原因で精神的に辛い思いをしている方も多いといいます。
そこでおすすめしたいのがCBD。
CBDはそんな辛いアトピーの改善にも効果があるといわれています。

CBDがアトピーに効くとされる理由

アトピー性皮膚炎の主な症状である「かゆみ」や「湿疹」について、CBDがそれらを緩和することができるかどうかという視点から見てみます。

日本臨床カンナビノイド学会が公表しているCBDの国際的な研究や臨床試験などの論文から、CBDが効果を持つ症状について信頼性が高いと評価している疾患リストに「皮膚炎」「湿疹」「かゆみ」が含まれています。日本国内においても、皮膚炎やかゆみに対するCBDの使用症例があります。
例えば、「臨床CBDオイル研究会」が公表している使用症例には、61歳男性が4年ほど前から額や目の周り、手の指にあざができ、かゆみも生じていた状態が、CBDオイルの投与を始めて約1週間でかゆみが軽減、熟眠もできるようになったという報告があります​。

抗菌作用により痒みや湿疹などの炎症を抑える

CBDには、抗炎症作用や抗菌作用があります。

この抗菌作用により、アトピーによる痒みや湿疹などの炎症を抑えたり、アトピーの悪化の原因となる細菌の繁殖を抑えることが期待できます。
とくに、湿疹とともに汗や皮脂分泌が活発となるニキビ肌や「乾燥するのに皮膚はべたつく」といった人により良いでしょう。

ECSを整えて皮膚疾患を改善!

日本カンナビノイド学会

私たち人間の身体には、心身のバランスを調節する機能「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」が備わっています。

ECSは、食欲、免疫調整機能、運動機能、感情抑制などさまざまな機能をもち、つねに心身のバランスを整える働きをしています。

皮膚においては、皮脂の分泌や汗腺などの調節していて、ECSの働きを整えることが皮膚の疾患の治療にも有効と言われています。

ECSは皮膚のアレルギー性の疾患にも関連があるとされていて、アトピーの治療にも効果が期待できます。
アトピー性皮膚炎の治療においては、現在の西洋医療では患部の炎症を抑える対処療法がメインとなっていて、根本治療は難しいとされています。

それは、患者個々が抱えるストレス要因によって、自律神経や免疫システムが崩れることが大きな原因だからです。

さらに、現代人はストレスや食生活・生活習慣の乱れによって、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)本来機能が弱まっている状態、「エンドカンナビノイド欠乏症」に陥っている人が多いといわれています。

そこでCBDを取り入れることにより、CBDが「カンナビノイド」として働き、ECS本来の機能を正常に導いてくれます。
そのため、アトピーのような根本治療が難しい皮膚疾患にもCBDが効果を発揮すると期待され、海外では様々な臨床報告もでてきています。

ストレスの緩和、リラックス作用

CBDには鎮静作用があり、リラックス効果や、ストレスの緩和にも効果があるといわれています。

日頃の生活で知らず知らずのうちにストレスや疲労が溜まっている方は、それがアトピー悪化の原因になってしまっているかもしれません。
季節の変わり目に症状がでやすい、睡眠が浅くなりやすいといった人は、リラックスが必要なサインです。

CBDを摂ることで、そうしたストレスや疲労が上手に緩和しやすくなるでしょう。

アトピー以外の皮膚トラブルにも効くの?

上述したようにECSは脳、内臓、免疫細胞等、身体の各部位に存在し、生命活動に重要な影響を及ぼします。これは皮膚についても同じです。

2009年にハンガリーの研究者たちにより発表された研究では、ECSが持つ影響は多岐にわたり、多くの疾患の予防や治療に関連し、また皮膚の機能の改善や炎症、かゆみの軽減といった効果も示唆されています。

CBDが実際にアトピーを改善した研究結果も!【海外の研究】

海外の研究では、アトピーと乾癬の皮膚疾患をもつ20人の患者に対し、CBDを強化した軟膏を塗布した場合の皮膚状態の変化が観察されています。

結果、3か月後の被験者の皮膚状態が以前と比べ大幅に改善されたことが示されています。

また別の海外の研究ではCBDがアトピー性皮膚炎の進行を防ぐ効果があるとの研究結果があります。

具体的には、CBDはアトピー性皮膚炎に関与するサイトカインの産生を抑制し、皮膚炎の進行を防ぐとされています。

CBD(カンナビジオール)とは

CBD(カンナビジオール)

CBDはヘンプに含まれる「カンナビノイド」という薬理成分の一種で、様々な疾患や健康、美容に効果があるとして注目を集めています。
CBDには精神作用がなく、日本でも合法的に使用することができます。

また、CBDの主な効果としては

・抗炎症作用
・鎮痛作用
・抗菌作用
・鎮静作用
・睡眠の質の向上
・精神の安定
などがあげられます。


使用した人のなかでは「リラックス感を感じた」「集中力が高まった」などと感じる人が多くいるといわれています。

そもそもアトピーとは

アトピーは「アトピー性皮膚炎」といい、アレルギー体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の疾患です。

主な特徴としては

・痒みをともなう湿疹
・よくなったり悪くなったりを繰り返す
・アトピー素因を持つ
(本人や家族がアレルギー性の疾病を持っていること、
 アレルギーの発症の引き金になる「IgE抗体」を作りやすい体質)

ということがあげられます。

また、個人差がありますが湿疹は顔や耳周り、肘や膝の内側、表側などに
多く見られるといわれています。

アトピーの原因

アトピーを引き起こす要因は数多くあり、様々な要因が重なったときに症状があらわれる「多因子性」の病気です。
体調や食・生活環境、精神面など、一概に特定することはできないので、様々な角度から症状の変化をみていく必要があります。

①免疫機能の異常、アレルギー体質

アトピーはアレルギー疾患のひとつです。
アレルギーは免疫機能が過剰に反応してしまうことが原因で起こります。

しかし、ここで注意したいのが、「免疫が強すぎる」と表現する人がいますが、免疫機能の過剰反応とは、免疫機能の不具合(=正常でないこと)、つまり”免疫力が低下している”ということなのです。

②アレルゲンやその他の物質による刺激

アレルギーの原因となる物質である「アレルゲン」(特定の食べ物、ダニ、ほこりなど)や、汗や熱、衣類の繊維、洗剤や水道などに含まれる化学物質の外的刺激もアトピーの大きな要因となります。

③皮膚のバリア機能の低下

皮膚には、外からの異物の侵入や、肌内部の水分蒸発による乾燥を防ぐため「バリア機能」が備わっています。
これは、 肌の真下にある神経や血管を守るためでもあります。
このバリア機能が弱まってしまうと外気から様々なものが侵入しやすくなり、炎症を誘発します。
肌は、わずか0.1ミリの薄さ(ティッシュ一枚分)と言われていますが、アトピー性皮膚炎を持つ人や敏感肌の人は、もっと薄いのです。

皮膚のバリア機能は、汗や紫外線、衣類の化学繊維や石鹸・洗剤・化粧品などに含まれる化学物質などの外的刺激によるものと、肌をつくるための栄養(たんぱく質やビタミンC、亜鉛、必須脂肪酸など)不足や、食品添加物によるもの、胃腸トラブルによる内因的な原因で低下しやすくなります。

④疲労、ストレス

アトピーは、生活環境によるストレスや疲労なども悪化の原因といわれて
います。
これは、心と体のバランスを司る「自律神経」が深く関わっているからです。
薄い皮膚の真下には、脳と体を繋ぐ神経が張りめぐらされていて、私たちの小さな変化を脳に伝えたり、脳で感じ取ったストレスを全身に伝えているからです。
生まれもって皮膚が薄い人は、ストレス反応が、皮膚に出やすい特徴があります。
適度な休養や、リラックスの時間をつくることがとても必要な体質と言えます。

おすすめのCBDの使い方

ここからは、おすすめのCBDの使い方をご紹介します。

CBDオイルを舌下に垂らす

CBDオイルを舌の下に垂らし、60~90秒ほど含んでから飲み込む方法。
舌下や口内の毛細血管から血液に取り込まれます。

簡単かつ効率的にCBDを摂取することができます。

飲み物などに入れて飲む

コーヒーやスムージーなど普段の飲み物に垂らして飲む方法。

フレーバー付きの商品もあるので、好みの香りのものを選ぶと美味しく取り入れることができ、おすすめです。

他の方法と比べると効果を感じるまで時間がかかるといわれていますが、持続時間も長く、疲労やストレスケアなどにも最適です。

皮膚に直接塗る

気になる部位にCBDを直接塗る方法。
特にアトピーで炎症の強い部分や気になる部分がある方におすすめです。

皮膚にはカンナビノイド受容体が多く存在するといわれていて、効果も実感しやすくおすすめです。

CBDのよくある質問

Q. CBDは安全ですか?副作用は?

CBDには、副作用や依存性がなく、安全に摂取可能であることがWHO(世界保健機関)で認められており、日本の使用も合法とされています。
ただし、過剰に摂取するとCBDの効果により眠気を引き起こしたり、腹痛を起こしたりする場合があります。
まずは少量から、体調に合わせて摂取するようにしましょう。

Q. CBDはどんな時におすすめですか?

CBDは、ECSと呼ばれる人間の身体に備わる身体調節機能に働きかけることで、体調管理のサポートをしてくれます。
特に現代人は、生活習慣やストレスなどからこのECSの働きが乱れている人が多いといわれているので、継続的にCBDを取り入れることで心身の変化が感じられるかもしれません。
日常生活では、「イライラしにくくなった」「ぐっすり眠れる」「朝が楽になった」「リラックスできる」などといった声もあがっています。
仕事に集中したい朝やリラックスタイム、おやすみ前などに試してみるのもおすすめです。

参考

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