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CBC(カンナビクロメン)とは
CBC(カンナビクロメン)って何?
CBC(カンナビクロメン)も、ヘンプ由来の「カンナビノイド」のひとつ。
メジャーなカンナビノイドであるCBDやTHCと比較すると知名度はまだまだ低いですが、CBCにも様々な疾患の治療に有望であると考えられています。
CBCは、THCやCBDと同様にCBGA(カンナビゲロール酸)を前駆体として持ち、熱や紫外線などにさらされることにより最終的にCBCへと分解されます。
CBCには、THCのように「ハイになる」ような精神作用はありません。
そもそもカンナビノイドとは?
カンナビノイドとは、ヘンプに含まれる有効成分のことで、THCやCBD、CBNなどをはじめ、150種類あるといわれています。
ヘンプには、テルペン類、フェノール類、フラボノイド類など500種類以上の化合物が含まれており、カンナビノイドはそのうちのひとつなのです。
数多くあるカンナビノイド類はそれぞれ異なる特性をもち、組み合わせることで相乗効果を生み出すことがわかっています。
カンナビノイドが心身にもたらす効果は多岐に及び、数々の疾患にも効果をもたらすとして世界中で研究が進められています。
CBCの効果は?【海外の研究】
海外では行われている研究では、CBCのもつ作用が疾患に対し有望である可能性が示されつつあります。
抗癌作用
研究では、複数のカンナビノイド類のなかでCBCはCBDについで高い抗癌作用をもつことが示され、乳がんの癌細胞の増殖を抑えたという結果が示されています。
抗菌作用
CBCには抗菌作用があることも分かっており、グラム陽性菌、グラム陰性菌、および抗酸菌対する効果が評価されています。
研究では「抗菌作用が高く、抗真菌作用は軽~中程度」とされています。
抗鬱作用
CBDがうつ病に効果をもたらすのと同様に、CBCにも不安やうつを改善する効果があることが研究で示されています。
にきび治療
研究から、CBCを含むカンナビノイド類がにきびの原因となる過剰な皮脂の生成を抑制することがわかっています。
特にCBCはにきびやアトピーなどといった皮膚疾患の原因となる「アラキドン酸」による脂質合成を抑え、抗炎症作用もあることから、効率的なにきび治療薬としての可能性が示されています。
脳細胞への効果
2013年に行われたマウス実験では、CBCが神経幹前駆細胞(NSPC)の生存にプラスの影響を与えることが示されました。
NSPCは脳機能の維持においてとても重要な役割を果たしており、CBCがアルツハイマー病をはじめとする神経変性疾患や脳の健康に効果をもたらす可能性が期待されています。
抗炎症作用
CBCには抗炎症作用があり、THCと組み合わせることでさらに高い効果が得られることがわかっています。
研究ではその抗炎症作用により、マウスの大腸炎を改善したという結果も出ています。
CBCはCBDやTHCと比較するとまだまだマイナーなカンナビノイドのため、単体での使用はあまりありません。
主要な摂取方法は?
CBCの主な摂取方法としては他のカンナビノイド(CBDなど)と同様に、CBCは
1. CBCオイル: オイルは、直接舌の下に数滴垂らすか、飲み物や食事に混ぜて摂取します。この方法は、CBGが直接血流に吸収されるため、効果が早く現れます。
2. CBCカプセル: CBGカプセルは、定量のCBGを簡単かつ便利に摂取することができます。カプセルは飲み物と一緒に飲むだけで、CBNが体内に吸収されます。
3. CBCエディブル: CBGエディブルは、お菓子や飲み物などの形でCBNを摂取する方法です。エディブルは美味しく、効果も長持ちしますが、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
今後研究が進めば、様々な疾患の治療として活躍する日がくるかもしれませんね。
・The effect of cannabichromene on adult neural stem/progenitor cells
・Differential effectiveness of selected non-psychotropic phytocannabinoids on human sebocyte functions implicates their introduction in dry/seborrhoeic skin and acne treatment
・Pharmacological Evaluation of the Natural Constituent of Cannabis Sativa, Cannabichromene and its Modulation by Δ9-Tetrahydrocannabinol*
・Antitumor Activity of Plant Cannabinoids with Emphasis on the Effect of Cannabidiol on Human Breast Carcinoma
・The cannabinoid TRPA1 agonist cannabichromene inhibits nitric oxide production in macrophages and ameliorates murine colitis
・Biological activity of cannabichromene, its homologs and isomers
・Antidepressant-like effect of delta9-tetrahydrocannabinol and other cannabinoids isolated from Cannabis sativa L
・Non-psychoactive cannabinoids modulate the descending pathway of antinociception in anaesthetized rats through several mechanisms of action
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