CBDはPMSや生理痛に効く?効果や使い方は?

CBDはPMSや生理痛に効く?効果や使い方は?

毎月必ずやってくる、生理痛やイライラなど…。辛いPMSに悩まれている方は多いのではないでしょうか?
妊娠や出産を期に酷くなる方や年々症状が酷くなる方も多いそう。このPMSの緩和に効果があるとして期待されているのが「CBD」というヘンプ(麻)から抽出される成分です。今回は生理前に起こるPMS症状とCBDの効果についてご紹介していきます!

PMSとは?

PMS:月経前症候群(premenstrual syndrome)は、生理が始まる3〜10日前に、心やカラダに起こる様々な不調を指します。

なんだかわからないけどイライラしたり、食欲が増したりして、調べてみたらもうすぐ生理だった!ってことよくありますよね。
これらの心身的な不調は、生理が始まると楽になるのもPMSの特徴です。

PMSの主な症状

PMSの症状は、例をあげると

  • イライラする
  • 感情のコントロールが難しくなる
  • マイナス思考になる
  • やる気が起きない、だるい
  • 疲れやすい
  • カラダがむくむ
  • 食欲が増す
  • お腹の張り
  • 便秘、下腹部痛
  • 肌荒れ 
  • 頭痛、めまい
  • 眠気、集中力の低下
  • 肩こり

などがあります。

とはいえPMSには150以上もの症状があるといわれており、その程度も人それぞれです。

生理痛とは?

生理痛とは、女性が生理になった際に、下腹部や腰に痛みや不快感を感じるといった症状です。一般的に下腹部の痛みとして現れますが、腰痛や頭痛、吐き気、嘔吐、腰痛、下痢、疲労感などの症状も伴うことがあります。生理痛の程度は個人差があり、軽度の痛みから激しい痛みまでさまざまです。

また生理痛が強く日常生活に支障をきたす場合は、月経困難症と呼ばれます。月経困難症の原因は大きくわけて、次の2パターンです。

  • 子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮内膜や子宮組織の異常
  • ホルモンバランスの乱れ

前者を器質性月経困難症、後者を機能性月経困難症と呼びます。両者を判断する場合は、産婦人科を受診して診断を受ける必要があります。

PMS、生理痛の原因は?

PMSの原因

ホルモンバランスの変動

女性は排卵〜月経までの時期にプロゲステロン(黄体ホルモン)が、月経直後から排卵期までの時期にエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌されます。
どちらかが多く分泌される時期は、もう片方の分泌量は減ります。

この2つのホルモンが、切り替わることや、プロゲステロン(黄体ホルモン)が、多く分泌される月経前にPMSは起こります。
この時期は、女性が母親として、子どもを守ろうと働く態勢になるので、脳内のホルモンも敏感な時期。
ちょっとしたストレスによって、イライラしたり不安定になったりする。
これがPMSです。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は妊娠をサポートするホルモンで、子宮内膜を柔らかくしたり、妊婦さんが安静にしていられるように眠気を引き起こしたり、水分や栄養を溜め込むなど、妊娠環境を整えるための働きをします。

この生理的作用により、生理前は心身ともに不調になりやすいといわれています。

ストレス

女性ホルモンの分泌は、脳の視床下部からの司令です。視床下部は、自律神経の中枢でもあります。
疲れやストレス、食生活などで自律神経が乱れていると、女性ホルモンにも影響を及ぼし、PMSを悪化させる一因になります。

ストレスを溜め込まないために、自分なりのリラックス法を見つけたり、睡眠の質を上げるなどの休息が大切です。

とはいえ、仕事が忙しかったり、育児に追われなかなか自分の時間が持てない方も多いと思いますし、その分カラダにかかるストレスも大きいのではないかと思います。

こうした生活環境の中、食事やサプリメントで症状を緩和できるケースもありますので、専門機関で相談してみるのもいいでしょう。

また、つらいPMS症状の緩和にも注目を浴びているのが、世界で様々な臨床のあるCBD(カンナビオール)の活用です!

生理痛の原因

①プロスタグランジンの生成量が多い

生理中は、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が生成されます。

この生成量が多いと、子宮の収縮が過剰になって、下腹部や腰の痛みの原因になります。

②子宮の出口がせまい

若い女性や出産経験のない女性に多い原因です。子宮の出口がせまいために、経血がスムーズに外に流れないことから、痛みを感じます。

出産を経験すると、生理痛が軽くなる場合も。

③冷えによる血行不良

体が冷えると、血液の循環が悪くなり、痛みの元となるプロスタグランジンが骨盤内で滞ってしまうので、痛みが強くなります。

そもそも生理がはじまると、体温は生理前よりも下がるうえ、プロスタグランジンの働きで血管が収縮するので、血行が悪く、体は冷えやすい状態になります。

ひざ掛けをかけたり、使い捨てカイロを貼ったりして、下腹部や腰を冷やさないように注意しましょう。

④精神的・身体的ストレス

ストレスは、ホルモンや自律神経のバランスを崩し、血行を悪くさせ、痛みを強めます。
また体温調節の機能なども低下させるので、冷えが起こりやすくなります。
生理中は、睡眠不足や過度な緊張は避け、できるだけゆったり過ごしましょう。

CBDとは?

CBD(カンナビオール)は、ヘンプに含まれる有効成分、「カンナビノイド」の一つで、精神作用を持たない(ハイにならない)化合物として最も多く大麻草やヘンプに含まれている成分です。

現在も様々な研究や臨床試験が行われており、WHO(世界保健機構)もCBDの有用性を高く評価しており、医療の現場で治療薬として導入されている国もあります。

CBDがPMSに効果?

エンド・カンナビノイド・システムがPMSにも関係あり!?

出典:日本カンナビノイド学会

人間のカラダには、身体調整機能=ECS(エンド・カンナビノイド・システム)が備わっていて、脳と各臓器を結びつける働きがあります。
肉体的、感情的ストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻し、健康状態を調整してくれる機能です。

CBDはこの機能に働きかけ、自律神経やホルモンバランスの調整、ストレス緩和や睡眠の質向上など、PMSを引き起こすとされる要因の抑制に効果的とされる研究が進んでいます。

CBDはPMSのこんな症状におすすめ!

①気分の落ち込みやイライラを緩和する

生理前になると、気分が沈んでネガティブになってしまったり、些細なことでイライラしてしまったり、気分が不安定になりがちな女性も多いのではないでしょうか?

CBDは、セロトニン5HT1A受容体とよばれる受容体を刺激することで、体が使える「セロトニン(※)」の量を自然に増やす効果があります。
これは、うつ病や不安神経症などの治療に使用される薬と同様の作用をもたらしていることになります。

※セロトニン・・・幸せホルモンとも呼ばれる、幸福感ややる気につながる脳内伝達物質の一種。


そのため、生理前の気分の落ち込みや、なんだかやる気が出ない、イライラする・・といったメンタルバランスの崩れを整える効果が期待できるのです。

②頭痛を緩和する

生理前になると決まって頭痛がする、という女性も多いのではないでしょうか。
CBDには片頭痛を抑制する効果があることもわかっています。

近年の研究では、片頭痛がECSの働きの低下や脳内化学物質のバランスの崩れと関連があることがわかってきています。

片頭痛が起こる際、痛みの引き金となる要因が脳内で化学変化を引き起こしますが、通常は内因性カンナビノイドの分泌が刺激されることによってバランスを取り戻すと考えられています。

しかし、片頭痛が起こりやすい人は、ここで内因性カンナビノイドが分泌されない可能性があるのだそうです。
先ほどお伝えした通り、CBDはカンナビノイドとして働き、ECSの働きを整えます。

そのため、PMSによって起こる頭痛の緩和にも役立ちそうです。

③睡眠の質を上げる

生理前になると眠れなかったり、逆に寝すぎてしまったり、睡眠が不安定になる女性も意外と多いのだそうです。

CBDは、睡眠障害に効果をもたらすといわれており、なかなか眠れない、何度も起きてしまう、などと感じているときに効果的です。

睡眠の質が上がることで、日中の不調も和らぐかもしれませんね。

CBDが生理痛にもおすすめ?

生理痛には、「プロスタグランジン」というホルモンが関係しています。
プロスタグランジンは生理中に分泌され、子宮を収縮させ子宮内膜を外に押し出す働きをします。
ところがこのプロスタグランジンの分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になり、ひどい下腹部痛や腰痛の原因になるというのです。

そこで役立つのがCBDです。
近年の研究で、CBDが生理痛の原因となるプロスタグランジンの産生を抑制する働きがあることがわかってきたのです。

また、生理痛は日々の精神的・身体的ストレスによるホルモンバランスの乱れによっても悪化しやすいといわれています。先ほどお伝えしたように、CBDはECSの働きを整えることで、ホルモンバランスを調整してくれます。

これらの働きによって、CBDは生理痛の緩和にも効果を発揮してくれそうです。

おすすめのCBD摂取方法は?

ここまでで、CBDが生理痛を緩和させるかもしれないということがおわかりいただけたかと思います。しかし、CBDには様々な摂取方法がありますよね。

「どうやって、摂取したらいいか分からない」「どの方法が自分に合っているんだろう」といったお悩みもあるかと思います。

今回は、そんな方のために、それぞれの摂取方法について簡単にお伝えします。

経口摂取タイプ

CBDを摂取する最もポピュラーな方法。

オイル、グミ、ソフトカプセル、ドリンク、タブレットなどがあります。

体感までの時間:平均30~90分
吸収率:6~15%
持続時間:約6~8時間

気化吸収(べイプ)タイプ

熱によってCBDを気化させることで、肺の血管からCBDを取り込む方法。

体感までの時間:平均2~15分
吸収率:約35%
持続時間:約2~4時間(吸入量による)

塗布タイプ

fuwari プレミアムフェミニンオイル

CBD配合のデリケートゾーンケアオイルですが、全身にお使いいただけます。
生理痛を和らげる方法として体を温めるという方法があります。
オイルを使って、おなかをマッサージすることで、生理痛の辛い痛みが軽減されるかもしれません。

いかがでしたか?
CBDで辛いPMSや生理痛が楽になるかもしれないということが分かっていただけましたでしょうか。上手く活用して、女性特有のお悩みを少しでも軽くしたいですね。

参考文献

Bicleでは、
・高品質のブロードスペクトラム原料を使用(CBN、CBG配合)
・THCフリー(ISO取得の第三者機関にてLOD:0.0001%基準にてTHC検査を実施)
・独自のテルペン配合
・天然由来の成分のみを使用(着色料、合成香料、甘味料不使用)
など、品質にこだわって開発したCBD製品をお取り扱いしています。

また、CBD製品のOEM・ODMや原料販売のご相談も承っております。
独自のテルペンブレンドやフレーバーの調整も可能です。
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  • 機能性食品や健康美容商品の企画開発・研究者

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