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腸の不調の原因は?
便秘、下痢、ガス溜まり、腹痛など・・・挙げるとキリがない腸のお悩み。
お腹の調子が悪いと、気分も下がりがちになってしまいますよね。
それもそのはず、幸福を感じるホルモン「セロトニン」の約90%は
腸でつくられているので、腸内環境が乱れていると、
イライラや不安感を感じやすくなってしまうのです。
また、腸はとてもデリケートなので、
生活の些細なことが腸の悪化に影響しているのです。
1.ストレス

ストレスは自律神経の乱れに繋がります。
自律神経には交感神経(活動を活発化させる)と
副交感神経(リラックスさせる)の2種類があり、
1日の中で、交互に優位(働きが優先されること)になり、
心身のバランスを保ってくれています。
人はストレスを感じると「交感神経」が優位になります。
腸の働きが活発になるのは「副交感神経」が優位になっているときなので、
ストレスが溜まって交感神経が優位になってしまうと、腸の動きが鈍くなり、
消化不良や便秘の原因になってしまいます。
さらにストレス状態がつづくと、自律神経の働きに異常をきたし、
急な下痢症状を起こしたり、下痢と便秘を繰り返したり、
胃酸の分泌が乱れるなど胃腸障害を起こしていきます。
2.睡眠不足

就寝中はもっとも副交感神経(リラックス)が優位な時間です。
睡眠不足は、体内時計を乱れさせることに加え、
自律神経の乱れにも繋がります。
そのため、同じように腸内環境の乱れの原因に。
3.食生活の乱れ

私たちの腸内には、細菌が1000種類、100兆個も生息している
といわれていて、
大きく分けると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類されます。
この3つの菌の理想のバランスは
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
です。7割もある日和見菌は、善玉菌と悪玉菌の多い菌をサポートします。
理想バランスであれば、日和見菌が善玉菌を応援してくれますが、
食べ過ぎや肉食の生活を続けていると「悪玉菌」が優位になり、
あっという間に腸内環境の乱れの原因になってしまいます。
CBDとは?
CBDは、大麻草に含まれる有効成分のひとつ。
癌やうつ病、てんかんなどの疾患や、美容、健康など様々なことに効果をもたらすとして、世界で注目され臨床研究が進められています。
CBDの主な効能としては
・鎮静作用
・抗炎症作用
・抗菌作用
・睡眠の質の向上
・抗不安作用
・鎮痛作用
などがあげられ、近年では日本でもCBDオイルやべイプ、クリームなど様々な商品が発売されつつあります。
CBDが腸を整える理由

腸に影響する睡眠、ストレス、自律神経に効果あり
CBD(カンナビジオール)は、大麻草に含まれる薬理成分の一つで、
・自律神経などの身体調整作用
・ストレスの軽減
・抗不安・鎮静作用(リラックス作用)
・睡眠の質の向上
などの効果があると言われています。
※CBDには依存性がなく、その安全性はWHO(世界保健機構)で認められています。
腸内環境の乱れの原因となる睡眠不足やストレス、
自律神経の乱れなどを軽減してくれるため、
腸内環境の改善に役立つと考えられます。
エンド・カンナビノイド・システム(ECS)を整える
人の身体には「ECS(エンドカンナビノイド・システム)」という
もともと備わっている身体調整機能があり、
カンナビノイド受容体は腸に多数存在することから、
ECSと腸は深い関連があると考えられています。

ECSは、免疫調整、運動機能、認知と記憶などの機能をもち、
細胞同士のコミュニケーションの役割を担っていますが、
過度なストレスや食べ過ぎ、飲みすぎ、睡眠不足などの生活習慣が原因で
このECSの働きが弱まっている「カンナビノイド欠乏症」の現代人が多く、
過敏性腸症候群などの腸の慢性疾患もECSの不全が原因ともいわれているの
です。
CBDを摂ることでカンナビノイドの補充の働きをし、
ECSの正常化につながるため、過敏性腸症候群の改善にも
役立つのではないかと考えられています。
また、海外の研究では、ECSを整えることによりセリアック病の治療にも
効果があると考えられています。
炎症性腸症候群など腸の炎症の軽減も
さらに、海外の研究ではCBDのもつ抗炎症作用により、
腸の炎症を軽減させたという研究結果もでています。
そのことから、腸の粘膜が炎症を起こす病気であるクローン病や、
潰瘍性大腸炎などの炎症性腸症候群(IBD)の予防や軽減にも役立つと
考えられています。
おすすめのCBD商品
多くの疾患に効果があると注目されつつあるCBDですが、
ティンクチャ―やべイプペン、バームなど様々な種類があります。
ここからはおすすめのCBD商品をご紹介していきます。
ティンクチャ―

【おすすめの飲み方】
1.舌下投与
舌下に垂らし、60秒~90秒ほど吸収させてから飲み込む方法。
15~30分ほどで効果が現れ、4~6時間効果が継続します。
2.ドリンクに垂らす
コーヒーやスムージーに入れるのも◎
フレーバー付きのものを垂らすと香りもよく、美味しく頂けます。
摂ってから効き始めるまでは時間がかかりますが、
持続時間が長いので一日中効果を持たせたいときにおすすめです。
ベイプペン

CBDを気化させて、肺から取り入れる方法。
フレーバーもあるので、仕事の合間などの気分転換にもおすすめです。

また、CBD製品のOEM・ODMや原料販売のご相談も承っております。
独自のテルペンブレンドやフレーバーの調整も可能です。
お気軽にご相談ください。

【監修】豊原悠里

管理栄養士/予防医学指導士
大手化粧品会社にてインナービューティーのカウンセリング、トレーナーを経て、精神科クリニックで管理栄養士・代替医療カウンセラーに従事。発達の問題やメンタルケアを中心に予防医学、栄養療法のコラムやセミナー、執筆サポートをてがける。